今日の作家XI 鷲見和紀郎・畠山直哉
今日の作家XI 鷲見和紀郎 光の回廊 主催 神奈川県立近代美術館 助成 野村国際文化財団 協賛 資生堂 潟Jラーサイエンスラボ
  《EVIDENCE》2006年(撮影:山本糾)
 
《KAMAKURA VEIL》2006年
《cascade》2006年
《NARCISSUS》2005年
二人の現代作家を紹介するシリーズ「今日の作家」。第11回として、彫刻家の鷲見和紀郎と写真家の畠山直哉の仕事を紹介いたします。
  鷲見和紀郎(1950- )は、ブロンズ、石膏、ワックスといった素材を自在に往還しつつ、一貫して彫刻の可能性を追求してきました。池をのぞむ美術館の中庭を取り囲む半屋外に展示される新作は、重量感をそなえながらも伸びやかな形態のブロンズと、その表面の、粗く、かつ滑らかな陰影を浮かび上がらせる光(蛍光管)という異素材が組み合わされ、相対する要素の積み重なりから生まれる、思いもかけない幅の広がりを感じさせます。中庭の壁をつたい、また壁から立ち上がる、ワックスを用いた現場制作は、覆った向こうのものを感じさせる皮膜のような表面に、刻々とうつろう光をとらえます。
  本展では、これら新作に加え、作家自身が選んだ1980年代以降の代表作品9点とドローイングから、その多様な作品世界を紹介します。


 
鷲見和紀郎アーティストトーク
   1月28日(日曜) 午後2時から
   (ゲスト:松浦寿夫氏)
   予約不要 無料(観覧券が必要です)
 
学芸員によるギャラリートーク
   3月10日(土曜) 午後2時から
   予約不要 無料(観覧券が必要です)
 
   
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