神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
フランシス・ゴヤ版画展 2006年1月14日から3月26日まで 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
『気まぐれ』No.26 「彼女たちはもう席を得た」
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
tel. 0467-22-7718
The Museum of Modern Art, Kamakura Annex
2-8-1 Yukinoshita, Kamakura, 248-0005
Kanagawa, Japan
tel. 0467-22-7718
日本におけるフランシスコ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(1746年-1828年)の芸術の本格的な紹介は、1971年の「ゴヤ展」(国立西洋美術館)から始まります。それから35年、ゴヤのイタリア滞在期(1770年-71年)の新しい資料の発見などもあり、ゴヤに対する見方も変わってきました。重病(1792年-93年)による全聾とその孤独から幻想的な作品を描き、戦争と混乱から革命的な作品を描くようになったというイメージの強い画家ですが、一方では、新古典主義にいち早く対応して王立タピスリー工場のために風俗描写の下絵を描いて頭角を表わし、貴族や知識人の粋な肖像画を経て1826年まで、スペインの宮廷画家として成功を収めていました。
神奈川県立近代美術館は、ゴヤのふたつの版画集、『気まぐれ』(1797年に着手、初版は1799年2月にゴヤが80点のセットで販売)と、『戦争の惨禍』(1810年に着手、1815年頃完成、初版はゴヤ没後の1863年3月に王立美術アカデミーが80点のセットで出版)を所蔵しています。これらには、アクアチント(1770年頃に発明された、耐酸性の粒子で銅板を覆って粒子と粒子の隙間を腐食させ、ハーフトーンを表現する技法)やラヴィ(酸を筆で直に銅板に塗りつけて腐食させ、水彩のような効果を得る技法)といった新しい技法が取り入れられています。これらの版画を通して、複雑で進取の気性に富むゴヤの創作を改めてご覧いただきたいと思います。
 
休館日  月曜日(1月9日は開館)
祝日の翌日(1月10日火曜、3月22日水曜)
開館時間  午前9時30分~午後5時
(入館は4時30分まで)
観覧料 大人 250円(団体150円)
学生 150円(団体100円)

高校生以下、65歳以上、障害者の方は無料で入館できます。

団体料金は20名様以上から適用されます。
主催 神奈川県立近代美術館
『気まぐれ』No.1 「フランシス・ゴヤ・イ・ルシエンテス、画家」
『戦争の惨禍』No.37 「これはもっとひどい」
神奈川県立近代美術館
プレスリリース 
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