神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

版画家7人のメゾチント 浜口陽三、浜田知明、駒井哲郎、深沢幸雄、丹阿弥丹波子、秀島由己男、松本秀一
 2007年4月7日から6月17日まで

浜口陽三 《ぶどうの房》 1969年
  細かい線や傷を刻んだ銅板を削ったり磨いたりすることで生まれる柔らかな明暗。メゾチント(イタリア語で「中間の調子」の意味)は、フランス語ではマニエール・ノワール「黒の技法」といわれ、ビロードのような質感の黒い画面を特徴としています。17世紀に発明されたこの技法は、長く油彩画の複製のために用いられてきましたが、20世紀に入ってその高い芸術性が見直されるようになりました。その先駆的役割を担ったひとり浜口陽三は、それまでモノクロームだったメゾチントに色を加えたカラー・メゾチントという独自の技法を生み出しました。浜口の独特の詩情を湛えた表現は、国際的に高く評価されるとともに、のちのメゾチントの発展に大きな影響を与えました。
  本展では、当館が収蔵する豊かな版画コレクションのなかから7人の版画家によるメゾチントを紹介いたします。7人の作家それぞれの異なる個性が溢れる奥深い表現の世界をお楽しみください。
休館日  月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火曜)
開館時間  午前9時30分~午後5時
(入館は4時30分まで)
観覧料 一般250円(団体150円)
20歳未満・学生150円(団体100円)

高校生以下の方、65歳以上の方、障害者の方は無料で入館できます。

団体料金は20名様以上から適用されます。
主催 神奈川県立近代美術館
プレスリリース 
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秀島由己男《わらべ唄(太郎)》1972年
深沢幸雄 《鏡の前の人(2)》1983年
浜口陽三《黒いさくらんぼ》1963年
 
神奈川県立近代美術館

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