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プライマリー・フィールド2 絵画の現在―七つの〈場〉との対話 会期は2010年12月4日(土曜)から2011年1月23日(日曜)まで 展覧会内容詳細はこちら




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休館日

月曜日[ただし1月10日は開館]
12月24日(金曜)、12月29日(水曜)~ 1月3日(月曜)、1月11日(火曜)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般 900円(団体800円)
20歳未満・学生 750円(団体650円)
65歳以上 450円
高校生 100円

  • ( )内は20名以上の団体料金です。
  • 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は12月5日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、展覧会を優待料金(65歳以上を除く)でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

協賛

資生堂

優待のご案内

葉山館有料観覧券(65歳以上券、高校生券をのぞく)の半券をご提示いただきますと、同展会期中に限り、下記の施設に優待料金でご入館いただけます。
神奈川県立近代美術館 鎌倉(電話:0467-22-5000)
葉山しおさい公園(電話:046-876-1140)
山口蓬春記念館(電話:046-875-6094)


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高橋信行 《今年のともしび》 
2007年 個人蔵

保坂 毅 《Stripe 05 (kiwaku) 》 
2006-08年 作家蔵

東島 毅 《ここにある歴史について》
         《通り過ぎる場所としての絵画》
2006年 [参考写真]

児玉靖枝 《気配―萌木》
2008年 個人蔵

伊藤 存 《Picnic》
2000年 国立国際美術館蔵

三輪美津子 《Kippenbergerのテーブルセット》 
2002年 個人蔵

新鮮な感覚をもった活躍中の7人の画家たち
プライマリー・フィールドとは「基本的な場所」もしくは「原初的な場所」という意味です。冬の海を望む葉山館の白い展示室は、その場所自体が「原初的な場所」に通じるかのような静かな空間。会場は7つの場に、きらめくような新鮮な感覚をもった活躍中の7人の画家たち、高橋信行(1968-)、小西真奈(1968-)、保坂毅(1980-)、三輪美津子(1958-)、東島毅(1960-)、伊藤存(1971-)、児玉靖枝(1961-) の絵画の世界がオムニバス形式で広がります。

新しい絵画の世界を開こうとする視座
私たちの文化が一つの転換期を迎えているかに思える今日、様々な制度の解体と再構築が試みられていますが、 「絵画」というフィールドでもそれが問われていると言えるでしょう。ここで取り上げる7人の画家たちはそうした時代の中で、すでに確立されてきた過去の絵画に憧憬や畏怖の念をもちつつも、作家自身の知覚のリアリティに自然体で誠実に向きあうことで、絵画の歴史性を乗り越え、新しい絵画の世界を開こうとする視座をもつ画家たちです。人間の知覚体験の不思議さを静謐の中に喚起し、イメージが生成される場に立ち会える、見るたびに初めて見るような形に出会える展覧会です。
この展覧会は2007年に開催された「プライマリー・フィールド」展のシリーズ企画第二弾として開催いたします。


出品作家紹介

高橋 信行(たかはし のぶゆき) (1968-)
撮りためてきた写真や雑誌の切り抜きをもとに描かれる高橋信行の風景画は、軽快で茫洋としつつもその風景が元来持ち合わせる素性を暴くような深淵さをもっています。
小西 真奈(こにし まな) (1968-)
小西真奈は写真の画像をもとに人物や風景を恬淡と描き続けています。それらは静寂の中に不思議な日常の不気味さを感じさせ、じわじわと白昼夢のような様相を帯びて見る者の心に入りこんできます。
保坂 毅(ほさか たけし) (1980-)
本展で最年少の新進作家。不定形の半立体状の支持体の各面に、響き合う色彩を塗り込めて構成するというチャレンジ精神あふれる抽象絵画を制作し、表層の色彩と支持体の形態が一体となって共鳴する新しい絵画表現を模索しています。
三輪 美津子(みわ みつこ) (1958-)
見る者の視線を宙吊りにするかのような三輪美津子の多彩で振幅のある作品群は、あっけらかんとしながら、終わりのない意義深い問いをわたしたちに突きつけてくるかのようです。
東島 毅(ひがしじま つよし) (1960-)
東島毅の絵画は、見る者を包み込むような圧倒的な印象を与える大画面であり、20 世紀の抽象絵画がもつ、最も豊かな側面のダイナミックな今日的展開と見ることができるでしょう。
伊藤 存(いとう ぞん) (1971-)
自然の光景や動物などの身近なイメージを、布にカラフルな刺繍を施すことによって表現している伊藤存の作品には、従来の作品概念で規定しようとすると、するりと抜け出してしまうような斬新さと自由奔放さがあります。
児玉 靖枝(こだま やすえ) (1961-)
観賞者と制作者の視線を関係づけることを常に意識して絵画を制作してきた児玉靖枝は、具象と抽象を往還し、包摂するかのような21 世紀の新たな半具象・半抽象絵画を探求しているといえるでしょう。

展覧会関連プログラム

沢山 遼氏(美術批評家)と是枝 開(担当学芸員)による  
ギャラリー・ツアー

会場 12月23日(木曜・祝日)
午後2時から3時
申込不要、無料(ただし観覧券が必要です)

担当学芸員によるギャラリートーク

日時 2010年12月18日(土曜)
12月25日(土曜)
2011年1月15日(土曜)
1月23日(日曜)
各回 午後2時から3時
申込不要、無料(ただし観覧券が必要です)

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