休館日

月曜日（ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館）

開館時間

午前9時30分～午後5時（入館は4時30分まで）

観覧料

一般 250円（団体150円）
20歳未満と学生 150円（団体100円）
65歳以上と高校生 100円

• 団体料金は20名様以上から適用されます。
• 鎌倉館の観覧券で当日に限り、無料でご観覧いただけます。
• 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
  その他の割引につきましてはお問い合わせください。
• 「ファミリー・コミュニケーションの日」
  毎月第1日曜日（今回は10月6日、11月3日、12月1日）は、18歳未満のお子様連れのご家族は、優待料金（65歳以上の方を除く）でご観覧いただけます。
• 無料開館日
  10月11日（金曜）「葉山館開館10周年記念無料開館日」、11月17日（日曜）「神奈川県立近代美術館開館記念の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

マックス・クリンガー《行為》（ 『手袋』よりNo.Ⅱ）　
エッチング、アクアチント、紙　 1881年　
神奈川県立近代美術館蔵　

ジゼル・ツェラン＝レトランジュ　詩画集『息の結晶』より
エッチング、紙　1963-64年
個人蔵 ©ericcelan, 2013

ジゼル・ツェラン＝レトランジュ《魂たち》
エッチング、紙　1963年
個人蔵 ©ericcelan, 2013

ジゼル・ツェラン＝レトランジュ《ワインと喪失のときに》
エッチング、紙　1974-75年
個人蔵 ©ericcelan, 2013

西洋版画の流れ　ブリューゲルからピカソまで

ルネサンス期から現在まで、西洋美術のなかで銅版画はたいへん幅広く発展し、技術的にも表現においても様々な創意工夫が凝らされてきました。 　本展では、16世紀のフランドルで活躍したブリューゲル、17世紀フランスで活躍したカロ、18世紀イタリアのティエポロ、19世紀のスペインのゴヤ、イギリスのブレイク、ドイツのクリンガー、そして20世紀のルオー、シャガール、ピカソまで、当館のコレクションから西洋版画の流れをたどります。

戦後のパリで活躍した版画家ジゼル・ツェラン=レトランジュの、繊細かつ鮮烈な銅版画を、日本ではじめてのまとまった展示として紹介します。初期作品から、風景を抽象化した1980年代の作品まで、夫である詩人パウル・ツェランの詩とジゼルの版画による詩画集『息の結晶（Atemkristall）』を含む25点を展示します。

ジゼル・ツェラン= レトランジュ略歴

1927年	レトランジュ伯家の三女としてパリに生まれる
1945‐49年	アカデミー・ジュリアンで絵画とデッサンを学ぶ
1952年	パウル・ツェランと結婚
1954‐57年	ジョニー・フリードランデルが主宰する版画工房で銅版画を学ぶ
1963‐64年	ツェランの詩とジゼルの版画による詩画集 『息の結晶』を制作（出版は1965年）
1970年	パウル・ツェラン没 以降、1991年まで、西ヨーロッパ、イスラエル、アメリカなど世界各地を旅行し、 詩人との詩画集の共作や個展を積極的 に行う
1991年	パリで没する