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東欧アニメをめぐる旅 ポーランド・チェコ・クロアチア 会期は2014年9月27日(土曜)から2015年1月12日(月曜・祝日)まで 展覧会内容詳細はこちら

 

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ボリス・コラール監督
『ワン・ワン』(1964年)セル画

ボジヴォイ・ゼマン/カレル・ゼマン監督
『クリスマスの夢』(1945年)
provided by National Film Archive

休館日

月曜日(ただし10月13日、11月3日、11月24日、1月12日は開館)
12月29日(月曜)~1月3日(土曜)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般 1,000円(団体900円)
20歳未満・学生 850円(団体750円)
65歳以上 500円
高校生 100円

  • 団体料金は20名様以上から適用されます。
  • 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
    その他の割引につきましてはお問い合わせください。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は10月5日、11月2日、12月7日、1月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。

無料開館日

11月3日(月曜・祝日)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

後援

駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター、駐日チェコ共和国大使館、チェコセンター、駐日クロアチア共和国大使館

協力

ポーランド映画製作者協会、ポーランド・アニメーション・プロデューサー協会、セ・マ・フォル、チェコ国立映画アーカイブ、バランドフ映画撮影所、カレル・ゼマン・ミュージアム、ザグレブ・フィルム

企画協力

株式会社イデッフ

助成

公益財団法人ポーラ美術振興財団

優待のご案内

葉山館有料観覧券(65歳以上券、高校生券を除く)の半券をご提示いただきますと、同展会期中に限り、下記の施設に優待料金でご入館いただけます。
神奈川県立近代美術館 鎌倉(電話:0467-22-5000)
葉山しおさい公園(電話:046-876-1140)
山口蓬春記念館(電話:046-875-6094)


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展覧会概要

ようこそ 東欧アニメの世界へ!

 2度のアカデミー賞を獲得したアニメーション・スタジオ「セ・マ・フォル」の拠点、ポーランドの工業都市ウッチ。イジー・トゥルンカなど、人形アニメーションの伝統を誇るチェコの首都プラハと、カレル・ゼマンやヘルミーナ・ティールロヴァーが活躍した東部の都市ズリーン(旧ゴットヴァルドフ)。第二次世界大戦後に新聞漫画家や画家が集まってアニメーションを作り始めたクロアチアの首都ザグレブ。これら東欧の3カ国をとり上げ、それぞれの個性と伝統あるアニメーションを紹介するとともに、現代のアニメーション作品も展示します。

PDF会場上映作品リスト+マップ(PDF/580KB)



ポーランド共和国 Republic of Poland

マレク・スクロベツキ監督
『ダニー・ボーイ』(2010年)
 セ・マ・フォルは、ポーランド中央部、かつて繊維工業の中心地として知られ、今なお石畳とレンガの街並を残すウッチに1947年に設立されたヨーロッパで最も歴史のあるアニメーション・スタジオのひとつです。人形によるストップモーション・アニメーション制作を得意とし、これまでに850本を超える作品を生み出しました。ズビグニュー・リプチンスキー(1949-)監督の『タンゴ』(1980年)とスージー・テンプルトン(1967-)監督の『ピーターと狼』(2006年)により、アカデミー賞短編アニメーション部門で2度の栄冠を得ています。近年は、自主企画のみならず欧米や日本を含む海外のアニメーションの制作にも活動の幅を広げています。
 その他、マレク・スクロベツキ(1951-)監督の『ダニー・ボーイ』(2010年)、クシシュトフ・ブショゾフスキ(1956-)などが監督した子ども向けアニメーション『フラッパーと友達』(2013年)などの現代作品を通して、ポーランドの誇る人形アニメーションの豊かな表現を紹介します。

チェコ共和国 Czech Republic

ミハエラ・パヴラートヴァー監督
『レペテ(反復)』(1995年)原画
 チェコのアニメーション草創期に広告アニメーションから実験的なアニメーションまで幅広く製作したカレル・ドダル(1900-1986)。かつてドダルの創作と私生活のパートナーであり、後に、ズリーン(旧ゴットヴァルドフ)で『アリのフェルダ』(1944年)など人形アニメーションを撮ったヘルミーナ・ティールロヴァー(1900-1993)。焼失したティールロヴァーの作品をヒントにズリーンで『クリスマスの夢』(1945年)を撮り、後に『悪魔の発明』(1958年)などコマ撮りと実写を組み合わせたSF長編映画で一世を風靡したカレル・ゼマン(1911-1989)。 戦前から挿絵や人形劇で活躍し、戦後まもなくアトリエ・フィルム・トリクでアニメーション映画を手掛け、『チェコの四季』(1947年)を始めとする人形アニメーションで国際的に高く評価されたイジー・トゥルンカ(1912-1969)。シュルレアリスムの表現としてのクレイ・アニメーションによって独自の世界観を築いたヤン・シュヴァンクマイエル(1934- )。
 チェコのアニメーションに国際的な高い評価を与えてきた、これらの魅力的な個性に加えて、現代チェコを代表するアニメーション作家、ミハエラ・パヴラートヴァー(1961- )の『レペテ(反復)』(1995年)を紹介します。

クロアチア共和国 Republic of Croatia

ボリス・コラール監督
『ブーメラン』(1962年)セル画
 1956年にアニメーション・スタジオを設立したザグレブ・フィルム。そのグラフィック表現が特徴的な作品群から、アカデミー賞短編アニメーション部門で海外作品として初めて受賞したデュシャン・ヴコティチ(1927-1998)監督の『エアザッツ(代用品)』(1961年)、ボリス・コラール(1933-)監督のシンプルに描かれた犬と猫の親子が可愛らしい『ワン・ワン』(1964年)と戦争の影に怯えて軍拡に進む国家を風刺した『ブーメラン』(1962年)、ズラトコ・ボウレク(1929-)監督がイタリアと合作した『猫』(1971年)、ネデリコ・ドラギッチ(1936-)監督の『トン・トン』(1972年)、ヴラディミル・ユトリシャ(1923-1984)とアレクサンドル・マルクス(1922-2002)の共同監督による『悪夢』(1976年)、クレシミル・ズィモニッチ(1956-)監督の『蝶々』(1988年)などを紹介します。
 とりわけ、『ブーメラン』のストーリーボード約190点とセル画約50点は、この展覧会のための日本側の調査で、ザグレブ・フィルムの倉庫から文字通り発掘されたものです。

デュシャン・ヴコティチ監督
『エアザッツ(代用品)』(1961年)セル画

カレル・ドダル監督
『フィリックス・ザ・キャットの新たな冒険』

『アリのフェルダ』(1944年)を制作する
ヘルミーナ・ティールロヴァー
provided by National Film Archive

ズラトコ・グルギッチ監督/他
『バルタザール教授』(1977-78年)セル画

クシシュトフ・ブショゾフスキ監督/他
『フラッパーと友達』(2013年)

ズラトコ・ボウレク監督
『猫』(1971年)セル画


展覧会関連プログラム

申込不要のプログラム(どなたでも参加できます)
オープニング記念講演会 【9月27日(土曜)】
東欧アニメーション特別上映 【10月~11月・全3回】
学芸員によるギャラリートーク 【10月~12月・全3回】
記念シンポジウム【1月12日(月曜・祝日)】
参加申込が必要なプログラム(申込先着順受付)
県立活用講座「アニメの楽しさ・豊かさ」 【10月~12月・全5回】
申込方法


▼ 申込不要のプログラム


オープニング記念講演会

日時 9月27日(土曜)午後1時30分~2時30分
場所 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 70名(当日先着順)
講師 パウリナ・グラ
(セ・マ・フォル プロジェクト・マネージャー)
※参加無料、申込不要  
※ポーランド語から日本語への逐次通訳あり


記念シンポジウム「東欧アニメをめぐる旅」

日時 2015年1月12日(月曜・祝日)午後2時~4時
場所 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 70名(当日先着順)
トーク 「東欧アニメへの誘い」水沢勉(当館館長)
パネラー ヴィトルト・ギェルシュ(アニメーション作家)
越村勲(東京造形大学教授)
柴田勢津子(株式会社イデッフ)
司会 籾山昌夫(当館主任学芸員)
※参加無料、申込不要

東欧アニメーション特別上映(全3回)

第1回 10月12日(日曜)  ※上映時間:約81分
『サティ・マニア』
ズデンコ・ガシュパロヴィチ監督/1978年/14分/クロアチア
『興奮のラブストーリー』
ボリヴォイ・ドヴニコヴィチ監督/1989年/5分42秒/クロアチア
『対話の可能性』
ヤン・シュヴァンクマイエル監督/1982年/12分/チェコ
『レペテ』
ミハエラ・パヴラートヴァー監督/1995年/9分9秒/チェコ
『ホビー』ダニエル・シチェフラ監督/1968年/7分20秒/ポーランド
『ピーターと狼』スージー・テンプルトン監督/2006年/32分/ポーランド

第2回 10月26日(日曜)
『悪魔の発明』
カレル・ゼマン監督/1958年/82分/チェコ/日本語字幕

第3回 11月23日(日曜)
『チェコの四季』
イジー・トゥルンカ監督/1947年/83分/チェコ/日本語字幕    
時間 各日午後2時~(上映時間約80分)
場所 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 70名(当日先着順)
料金 一般(高校生以上)1,000円
中学生以下 700円
※「東欧アニメをめぐる旅」展の半券または「おやこで美術館に行こう券」をご提示いただきますと、700円でご覧いただけます。
※3歳以下のお子さまはひざの上に乗せて、無料でご覧いただけます。
※ベビーカーでのご入場はご遠慮ください。
※ いずれも著作権承認を受けたDVDによる上映です。
※ 上映は各日1回限りです。

「東欧アニメーション特別上映」チラシ(PDF/659KB)

学芸員によるギャラリートーク 

日時 10月13日(月曜・祝日)、11月22日(土曜)
12月21日(日曜)    
各日午後2時~2時30分
※参加無料
(ただし「東欧アニメをめぐる旅」展の当日観覧券が必要です。)


▼参加申込が必要なプログラム(申込先着順受付)

県立機関活用講座「アニメの楽しさ・豊かさ」(全5回)

「アニメの楽しさ・豊かさ」をテーマに、アニメーション制作の現場で活躍するクリエーターや研究者の方々を講師にお招きして全5回の連続講演会を開催します。

第1回 10月18日(土曜)
「チェコ・アニメーションと音楽」
講師 ジャン・ガスパール・パーレニーチェク
(パリ・チェコセンター副館長)、ヴァーツラフ・トロヤン(同名の作曲家・ピアニストであるヴァーツラフ・トロヤンの子息)
※日本語への逐次通訳あり

第2回 11月1日(土曜)
「立体(人形)アニメーションの考え方」
講師 村田朋泰
(アニメーション作家)

第3回 11月15日(土曜)
「東欧のコマ撮りアニメーションの魅力」
講師 峰岸裕和
(ストップモーション・アニメーター)

第4回 12月6日(土曜)
「かわいい・こわい ザグレブ派アニメーションの世界」
講師 越村勲
(東京造形大学教授)

第5回 12月20日(土曜)
「HU + ANIM(フ・アニム)― ハンガリーで開花したアニメーション文化と現状」
講師 板橋晴子

(ハンガリー・アニメーション研究者、イラストレーター〈なぽちか はるこ〉 )

※各演題は予定です。
時間 各日午後2時~4時
場所 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 各回70名(申込先着順受付)
受講料 各回1,000円(任意の回数で申込み可)
申込方法 Fax、往復はがき、神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せ」 フォームのいずれかで、次のことを明記してお申し込みください。
1:受講希望日 
2:氏名(ふりがな) 
3:郵便番号、住所 
4:電話番号、Fax番号 
5:メールアドレス 
6:参加希望人数(同伴者の氏名(ふりがな)もお書きください)
申込締切 各回とも定員に達し次第締切
申込先 Fax. 046-875-2574
〒240-0111 三浦郡葉山町一色2208-1
神奈川県立近代美術館 管理課
「県立機関活用講座」係
※ファクシミリの誤送信にご注意ください。
お問合せ 神奈川県立近代美術館 葉山
Tel. 046-875-2800

「近代美術館への問合せ」フォーム
「県立機関活用講座」申込チラシ(PDF/1167KB)
※受講料は受講日ごとに、会場受付にて現金でお支払い下さい。
※全5回のうち、4回以上受講した方には修了証を差し上げます。

先生のための特別鑑賞の時間

第5回 入門編(初めての方歓迎!)
"美術館にはまだ行ったことがない"という方を歓迎します。 これを機会に、ぜひ神奈川県立近代美術館へ足を運んでみてください。
日時 11月8日(土曜) 午前10時~12時
内容 「東欧アニメをめぐる旅 ポーランド、チェコ、クロアチア」展の鑑賞、学芸員によるトーク(展覧会内容の解説や美術館の活動についてなど)。
対象 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・ 社会教育施設(公民館等)・教育委員会・学習支援を目的とする団体などに所属し、教育活動に従事する方。
申込方法 氏名、所属(学校名など)、電話番号、FAX番号をご記入のうえ、FAXでお申し込みください。
申込先 「第5回 先生のための特別鑑賞の時間」係
FAX 046-875-2968
申込締切 11月5日(水曜)
※参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。

「先生のための特別鑑賞の時間」申込みチラシ(PDF/677KB)


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