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麻生三郎の装幀・挿画展 会期は2014年9月27日(土曜)から2015年1月12日(月曜・祝日)まで 展覧会内容詳細はこちら

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休館日

月曜日(ただし10月13日、11月3日、11月24日、1月12日は開館)
12月29日(月曜)~1月3日(曜日)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般 250円(団体150円)
20歳未満と学生 150円(団体100円)
65歳以上と高校生 100円

  • 団体料金は20名様以上から適用されます。
  • 鎌倉館の観覧券で当日に限り、無料でご観覧いただけます。
  • 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
    その他の割引につきましてはお問い合わせください。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は10月5日、11月2日、12月7日、1月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。

無料開館日

11月3日(月曜・祝日)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

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太宰治著「人間失格」(『日本文学全集 太宰治』河出書房新社、1968年所収)のための挿画原画
個人蔵

季刊雑誌『帖面』(第3号、第6号、第8号、第22号、第33号、第35号)表紙
当館蔵

野間宏著「真空地帯」 (『日本の文学66』中央公論社、1966年に所収)のための口絵原画
個人蔵

野間宏著「真空地帯」 (『日本の文学66』中央公論社、1966年に所収)のための挿画原画
個人蔵

椎名麟三著「美しい女」(『日本の文学68』中央公論社、1968年所収)のための挿画原画
個人蔵

麻生三郎表紙画による三好十郎著作物
個人蔵

《木立》『囲碁クラブ』(1960年10月号)表紙原画
個人蔵

展覧会概要

 洋画家・麻生三郎は、1913年に東京で生まれました。当初はシュルレアリスムなど前衛的な絵画を志向しますが、1938年の渡欧を機にヨーロッパの古典絵画に接すると、リアリズムの重要性についての認識を深め、戦後は一貫して人間の存在を問う絵画作品を描き続けました。
 『イタリア紀行』(越後屋書房、 1943年)、『絵そして人、時』(中央公論美術出版、 1986年)、詩文集『いまのいま』(中央公論美術出版、 2004年)を出版するなど、文章家としても知られる麻生は、絵画制作のかたわら、数多くの装幀・挿画も手がけました。とりわけ、1958年から1982年まで発行された季刊雑誌『帖面』では、装幀や挿画ばかりでなく編集にも携わり、小さな冊子のなかに文学や美術に対する真摯さと遊び心をあわせもつ豊かな世界を生み出しました。
 本展では、『帖面』のための表紙、カット、デッサンに加え、野間宏著『真空地帯』、椎名麟三著『永遠なる序章』、太宰治著『人間失格』などの小説のために描いた挿画や装幀の原画のほか、『三好十郎作品集』や野間宏著『青年の環』など表紙を飾った書籍、雑誌、資料あわせて約500点を展示し、文学者や編集者たちとの交流によって生まれた麻生三郎の、これまであまり知られてこなかった芸術の一面を紹介いたします。

麻生三郎略歴
1913年 東京京橋(現・中央区)の老舗炭問屋の三男として生まれる。
1930年 明治学院中等部を卒業後、太平洋美術学校選科に入学。
1938年 渡欧。横浜港を出発しフランスに滞在。イタリアを旅行して帰国。
1943年 『イタリア紀行』を出版。靉光、松本竣介、井上長三郎らと新人画会を結成。
1950年 佐々木基一、埴谷雄高ら「近代文学」同人との交友がはじまる。
1952年 武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)で教鞭をとる。('81年まで)
1958年 季刊雑誌『帖面』が創刊され、終刊号まで装幀・挿画などを手がける。
1962年 「森芳雄、麻生三郎」展が神奈川県立近代美術館で開催される。
1979年 「麻生三郎展」が東京都美術館で開催される。
1986年 『絵そして、人、時』を出版。
1994年 「麻生三郎展」が神奈川県立近代美術館ほかで開催される。
1997年 「麻生三郎デッサン展」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館ほかで開催される。
2000年 4月5日、死去。



担当学芸員によるギャラリートーク

日時 10月25日(土曜)、11月22日(土曜)
各日午後2時から
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 展示室
申込不要、無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)


鎌倉館・鎌倉別館、建築ツアー
【中止となりました/10月12日】

  日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館した鎌倉館は、ル・コルビュジエのもとで学んだ坂倉準三による設計で、代表的な日本のモダニズム建築として世界的に評価されています。また、建築家・大髙正人が設計した鎌倉別館は1984年に開館、今年30周年を迎えます。このたび、建築史家・松隈洋氏を講師に迎え、両館を巡りながら、改めてそれぞれの建物の魅力や美術館建築としてのあり方についてお話しいただきます。

【10月12日更新】鎌倉館・鎌倉別館、建築ツアーは、講師の松隈洋先生が体調不良のため、中止とさせていただくこととなりました。今後の実施につきましては、後日あらためてお知らせいたします。ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
講師 松隈洋氏(京都工芸繊維大学教授)
日時 10月12日(日曜) 午後2時~4時
場所 神奈川県立近代美術館 鎌倉および鎌倉別館
定員 30名(要申込、先着順)※定員に達したため、申込みを締め切りました
申込
方法
参加希望のイベント名、参加者全員の氏名、代表者の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスをご記入のうえ、FAX(鎌倉館:0467-23-2464)、または神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せ」フォームからお申し込みください。
「近代美術館への問合せ」フォーム

「鎌倉館・鎌倉別館 建築ツアー」チラシ(PDF/2,073KB)
※参加無料 (ただし「コレクションの対話」展の当日観覧券が必要です)



ワークショップ
「愛読書からつくる フランス装仕立てのブックカバーとノート」

「麻生三郎の装幀・挿画展」鑑賞後、ご持参の文庫本から着想を得たデザインで、フランス装風の文庫本カバーを作ります。あわせて中綴じのノートを製本し、同じカバーをかけてフランス装のノートに仕立てます。
※定員に達したため、申込みを締め切りました
講師 毛利 彩乃 氏(造本家)
講師ウェブサイト(外部サイト)へ
日時 11月23日(日曜) 午前10時~午後4時
場所 神奈川県立近代美術館 鎌倉(ワーキングルーム)および鎌倉別館(展示室)
対象 大人(15歳以上)
定員 15名(要申込、先着順)
材料 読み終えた文庫本を各自一冊持参してください(本に直接加工はしません)。新書・ハードカバー等でなく、一般的な文庫本(A6程度)をお持ちください。その他の材料や道具は当館が用意します。
申込
方法
参加希望のイベント名、参加者全員の氏名、代表者の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスをご記入のうえ、FAX(鎌倉館:0467-23-2464)、または神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せ」フォームからお申し込みください。
※定員に達したため、申込みを締め切りました
※参加無料(ただし「麻生三郎の装幀・挿画展」の当日観覧券が必要です)


先生のための特別鑑賞の時間

第7回 入門編(初めての方歓迎!)
"美術館にはまだ行ったことがない"という方を歓迎します。これを機会に、ぜひ神奈川県立近代美術館へ足を運んでみてください。
日時 11月22日(土曜) 午前10時~12時
内容 「麻生三郎の装幀・挿画展」の鑑賞、学芸員によるトーク(展覧会内容の解説や美術館の活動についてなど) 。
対象 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・ 社会教育施設(公民館等)・教育委員会・学習支援を目的と する団体などに所属し、教育活動に従事する方。
申込
方法
氏名、所属(学校名など)、電話番号、FAX番号をご記入のうえ、FAXでお申し込みください。
申込先 「第7回 先生のための特別鑑賞の時間」係
FAX 0467-23-2464
申込
締切
11月19日(水曜)
※参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。  
  詳しい内容についてはお問い合わせください。


「先生のための特別鑑賞の時間」申込みチラシ(PDF/677KB)

展覧会図録の販売について

「麻生三郎の装幀・挿画展」の図録(1,500円)は、鎌倉別館の受付、および鎌倉館と葉山館のミュージアムショップでお求めいただけます。


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