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建築家・大高正人と鎌倉別館 会期は2017年5月27日(土曜)から9月3日(日曜)まで 展覧会詳細へ

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休館日

月曜日(ただし7月17日は開館)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料

一般600円(団体500円)
20歳未満と学生450円(団体350円)
65歳以上300円
高校生100円

※( )内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下と障害者手帳をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※ファミリー・コミュニケーションの日:毎月第1日曜日(今回は6月4日、7月2日、8月6日、9月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

県立美術館・博物館の割引

県立の美術館・博物館の有料観覧券の半券利用で、観覧料が割引になります(観覧日から6ヶ月以内)。一部の展示を除き、65歳以上券、高校生券の割引適用はありません。その他の割引は各施設にお問い合わせください。詳しくは神奈川県のウェブサイト(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。

  • 近代美術館 葉山(Tel.046-875-2800)
  • 近代美術館 鎌倉別館(Tel.0467-22-5000)
  • 金沢文庫(Tel.045-701-9069)
  • 生命の星・地球博物館(Tel.0465-21-1515)

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前川國男の事務所を訪れたル・コルビュジエと前川、所員たち。右端に大高正人。
1955年11月4日、東京。
(画像提供:前川建築設計事務所)

斎藤清 《公園、パリ》
1978年 墨、顔料、紙
当館蔵

アンリ・マティス 《イカロス》(『ジャズ』8)
1947年 ステンシル、紙
当館蔵(山口蓬春文庫)

《歓喜天曼荼羅》
南北朝時代 絹本着色
当館蔵(木下翔逅コレクション)

柚木沙弥郎 《広巾布》
1982年 型染、綿
当館蔵(撮影:上野則宏)

山口蓬春 《パイナップルと洋梨》
1950年 水彩、墨、紙
当館蔵

向井良吉 《アフリカの木》
1955年 木
当館蔵

佐野繁次郎 《画家の肖像(死んだ画家)》
1959年/1964年加筆 油彩、カンヴァス
当館蔵

展覧会概要

 1984年、建築家・大高正人※(おおたか まさと/1923-2010)の設計による鎌倉別館が北鎌倉寄りの鎌倉街道沿いに開館。鶴岡八幡宮の境内に建つ鎌倉館(坂倉準三設計、1951年開館/2016年閉館)の軽快な印象と対照的に、重厚なボリューム感を特徴とした別館では、主にコレクションによる企画展を開催し、当館が普及に力を入れてきた現代彫刻を前庭で紹介してきました。

 大高正人は、ル・コルビュジエに学んだ日本近代建築の巨匠、前川國男の下で神奈川県立図書館・音楽堂(1954年)や東京文化会館(1961年)を担当し、独立後は横浜のみなとみらい地区などの総合的な都市計画を手がける一方で、風土に根ざした地方都市の町づくりを推進した建築家です。1960年の世界デザイン会議に向けて槇文彦、黒川紀章らと結成したメタボリズム・グループでの建築思想活動も知られています。

 芸術への造詣も深く、彫刻家の向井良吉や柳原義達、美術批評家の土方定一(1951年より当館副館長、1965-80年館長)とともに宇部(山口県宇部市)や須磨(兵庫県神戸市)の野外彫刻展に1960年代の発足当時から運営・選考委員として関わり、会場構成を長年手がけています。鎌倉別館の建築と彫刻庭園は、日本の戦後美術と当館の活動、そして大高の仕事が結実した成果でもありました。

 改修に伴う長期休館を前にオリジナルの建築意匠でご覧いただける最後の企画展として、大高正人の美術関連の仕事に焦点を当てながら、鎌倉別館で開催してきた展覧会にまつわるコレクションや関連資料を中心に、鎌倉別館の33年間の活動を振りかえります。

※大高の「高」は、正しくは髙[はしご高]となります。当サイトではウェブアクセシビリティ対応のため常用漢字を使用しています。


PDF「大高正人展出品リスト(会場配付リーフレット)」(PDF/7.1MB)

大高正人 略歴

                 
1923年 福島県田村郡三春町に生まれる。
1947年 東京大学第二工学部建築学科卒業、同大学院研究生となる。
1949年 前川國男建築設計事務所入所。神奈川県立図書館・音楽堂、東京文化会館などを担当。
1959年 翌年の世界デザイン会議に向けて設立されたメタボリズム・グループに参加。
1961年 宇部市の野外彫刻展で運営・選考委員と会場構成を務める。後継企画の現代日本彫刻展にも参加(1965-2003)。
1962年 大高建築設計事務所を設立。Prefabrication, Art&Architecture, Urbanismの統合を目標とし、その頭文字を取ったPAUを自らの建築方法論として掲げる。
1965年 農村都市構想を実践した一連の農協建築の代表作、花泉農協会館が竣工。
1968-86年 木造密集市街地の改善計画を発展させた坂出市人工土地を手がける。
1968-98年 神戸須磨離宮公園現代彫刻展の運営・選考委員を務める。
1969-78年 広島の戦後復興に大きな役割を果たした都市計画事業、基町・長寿園団地を担当。
1979-2002年 みなとみらい21事業の全体計画の基本的方向付け、および具体的なプランの策定を担う。
1980-2003年 故郷・三春の町長の都市計画顧問を務め、三春ダム周辺修景基本計画、三春交流館/まほらホール等を手がける。
1984年 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館、福島県立美術館竣工。
2010年 87歳で逝去。

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展覧会関連プログラム

担当学芸員によるギャラリー・トーク

日時:6月25日(日曜)、7月9日(日曜)、8月6日(日曜)
        各日午後2時~2時30分
申込不要、無料(本展の当日観覧券が必要です)

連続講演会「神奈川の近代建築」(県立社会教育施設公開講座・全5回)

詳細は決まり次第、当館ウェブサイトでお知らせします。

夏の美術館がもっと楽しくなる!「わくわくゆったりグッズ」プレゼント

下記の期間にご来館の18歳以下の方に、クーポン付ノベルティを差し上げます。(なくなり次第終了。休館日を除きます)

配付期間 2017年7月15日(土曜)~9月3日(日曜)
配付場所 ・神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
・神奈川県立近代美術館 葉山

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先生のための特別鑑賞の時間

第3回 (初めての方歓迎!)
展覧会の鑑賞と学芸員の解説が中心の内容です。授業で子どもたちの鑑賞の能力を引き出すために、まず先生自身がゆっくり鑑賞し、感じたことや思ったことを話し合い、鑑賞の視点をみつけてください。

日時 6月17日(土曜) 午前10時~12時30分
内容 展覧会の鑑賞、担当学芸員による解説、鑑賞の授業案を話す、意見交換など。
対象 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・教育委員会社会教育施設(公民館等)・学習支援を目的とする非営利団体などに所属し、現在教育活動に従事する方
申込方法 参加希望のイベント名(第3回先生のための特別鑑賞の時間)、氏名・所属(学校名等)、電話番号、FAX番号、メールアドレスをご記入のうえ、FAXまたは神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せ」フォームからお申し込みください。
お申し込み確認後、美術館からご連絡いたします。
申込先 「第3回 先生のための特別鑑賞の時間」係
FAX : 0467-23-2464
※FAXの誤送信にご注意ください。
「近代美術館への問合せ」フォーム
申込締切 6月14日(水曜)

※参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。
詳しい内容についてはお問い合わせください。

PDF「先生のための特別鑑賞の時間」申込用紙付チラシ(PDF/144KB)


鎌倉ミュージアムめぐり・スタンプラリー

鎌倉の小町通りと八幡宮周辺には、魅力的な文化施設が点在しています。このうち鎌倉市鏑木清方記念美術館、鎌倉市川喜多映画記念館、鎌倉国宝館、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館ではスタンプラリーを実施しています。期間中に上記施設をめぐり、スタンプを3つ以上集めると、その場で素敵な景品がもらえます。ぜひご利用ください。

スタンプ設置場所
・鎌倉市鏑木清方記念美術館
・鎌倉市川喜多映画記念館
・鎌倉国宝館
・神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(本展会期中のみ/休館日を除く)

※各施設の開館日についてはご確認のうえお越しください。
※景品引き換え期間:2018年3月31日まで(なくなり次第終了)
※一度につきお一人様一枚の交換とさせていただきます。

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