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鎌倉市川喜多映画記念館連携企画 「二十歳の無言館」上映とトークイベント ゲスト:窪島誠一郎氏(11月12日)

松本竣介《立てる像》1942年 当館蔵

鎌倉市川喜多映画記念館と当館の連携企画として、鎌倉市川喜多映画記念館【鎌倉シネサロン】にて「二十歳の無言館」(2016年/120分)上映とトークイベントを開催します。


窪島誠一郎氏と無言館、松本竣介《立てる像》と旧鎌倉館がつながる―

いまから10年前、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の5年生の児童たちは、担任の高松智行教諭と一緒に毎週、鑑賞の授業で旧 神奈川県立近代美術館の鎌倉館(以下、旧鎌倉館)を訪れていました。
鎌倉館の空間でひとりで作品と対峙する時間を体験し、自分の考えをもって人と話すことが出来るようになった彼らは6年生になり、戦没画学生慰霊美術館 無言館の学習を始めます。館主の窪島誠一郎氏の著書を読み進め、夏の宿泊合宿で無言館を訪れてさらに氏に手紙を書いたことから、氏が学校を訪れる特別授業も実現しました。

一方、鎌倉館で松本竣介《立てる像》に惹きつけられた彼らは、自身が《立てる像》になり、鎌倉の風景のなかに立つ姿を互いに写真に撮りあう試みをします。
その様子は森内康博監督により記録され、「Museum Trip―鎌倉の立てる像たち」という映像作品にまとめられました。

5年毎に彼らを撮ることにした森内監督は、彼らが15歳になり、高校入学を数日後に控えて3年ぶりに無言館を訪れ、窪島氏に再会する様子をドキュメンタリー映画「青色の画布 十五歳もうひとつの無言館」(2011年)として製作しました。
さらに5年後の2016年、20歳になった彼らが久方ぶりに再会し、旧鎌倉館で松本竣介《立てる像》の前に立ち、また無言館を訪れ窪島氏に再会します。そのドキュメンタリー映画が「二十歳の無言館」です。

このたび当館の連続講演会「松本竣介 その魅力をさぐる」の第3回講師として窪島誠一郎氏をお迎えするにあたり、同日に映画「二十歳の無言館」の上映とトークイベントを鎌倉市川喜多映画記念館にて開催します。
午前中は映画をご覧になり、その後「松本竣介 創造の原点」を観覧、午後は窪島誠一郎氏の講演を聴講されて、さらに上映会のトークイベントに参加するという特別な一日はいかがでしょうか。
※10時の上映会のチケットをお持ちの方は、講演会のあとに川喜多映画記念館に戻られて、トークのみ参加することが可能です。

「二十歳の無言館」
2016年/カラー/デジタル/120 分
監督:森内康博
企画:高松智行
監修:窪島誠一郎
プロデューサー:田村大
録音・整音:藤口諒太
音楽:森内清敬
協力:戦没画学生慰霊美術館 無言館
製作:株式会社らくだスタジオ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金


上映日時:11月12日(土)10:00、14:00

10:00~「二十歳の無言館」上映(120分)+トークイベント
ゲスト:森内康博監督、本作出演者

14:00~「二十歳の無言館」上映(120分)+トークイベント
ゲスト:窪島誠一郎氏、森内康博監督、当館学芸員

*各回上映後、10分間の休憩を挟み、約40分のトークを予定


チケット先売券発売中
料金[上映+トークイベント]:一般 1000円 小・中学生 500円

※先売り券は、川喜多映画記念館窓口、島森書店鎌倉店、たらば書房、上州屋にて発売しております。
※販売枚数に達した場合、当日券の販売はございません。
※ご購入いただいたチケットで鎌倉市川喜多映画記念館の展示室もご覧になれます。
※神奈川県立近代美術館でのチケット取り扱いはありません。

チケット取り扱いお問合せ先:
鎌倉市川喜多映画記念館 0467-23-2500
たらば書房(鎌倉駅西口) 0467-22-2492
島森書店 鎌倉店(鎌倉駅東口) 0467-22-0266
上州屋(大船駅東口) 0467-43-1000


鎌倉市川喜多映画記念館 上映作品詳細ページ

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