展覧会

- 同時開催
- 企画展「生誕110年 香月泰男展」詳細を見る
企画概要
同時開催の「生誕110年 香月泰男展」に合わせ、香月が師事した藤島武二、生前に親交のあった野見山暁治、髙山辰雄ら関連作家の作品をコレクションから紹介します。香月と同様にシベリア抑留体験をもつ澤田哲郎と宮崎進は、その記憶を心に迫る作品として残しました。戦争に向き合い、命を削るように描いた松本竣介や靉光、過酷な従軍生活をもとに自己の心の痛みにとどまらない内面の複雑な表現を展開した浜田知明らを取り上げ、それぞれの忘れえぬ記憶をつなぎます。
約20点の作品から、香月と同じ時代を生きた作家たちに通底する生と死、戦争への思いをより深く感じ取っていただければ幸いです。
展覧会の見どころ
1. 香月泰男と交流のあった作家を紹介
香月が憧れを抱いた梅原龍三郎をはじめ、東京美術学校(現・東京藝術大学)の同期生だった髙山辰雄と柳原義達、さらに松田正平、野見山暁治など生前に親交のあった作家を紹介します。
2. それぞれのシベリア、それぞれの戦争体験
シベリア抑留体験を持つ澤田哲郎と宮崎進をはじめ、田中岑、浜田知明らによる戦争体験にもとづいた作品を展示。当館を代表する作品のひとつである松本竣介《立てる像》も公開します。
出品作家(予定)
藤島武二(1867-1943)、梅原龍三郎(1888-1986)、佐野繁次郎(1900-1987)、鳥海青児(1902-1972)、靉光(1907-1946)、柳原義達(1910-2004)、髙山辰雄(1912-2007)、松本竣介(1912-1948)、松田正平(1913-2004)、浜田知明(1917-2018)、澤田哲郎(1919-1986)、野見山暁治(1920- )、田中岑(1921-2014)、宮崎進(1922-2018)
開催概要
- 会場
- 葉山館 展示室4
- 会期
- 2021年9月18日(土曜)– 11月14日(日曜)
- 休館日
- 月曜(9月20日は除く)
- 開館時間
- 午前9時30分 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般250円
20歳未満・学生150円
65歳以上と高校生100円
*中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。*企画展「生誕110年 香月泰男展 」の観覧券で、同日に限りコレクション展「内なる風景」をご覧いただけます。*ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:10月3日、11月7日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたします。*その他の割引につきましてはお問い合わせください。
- 主催
- 神奈川県立近代美術館
- 県立美術館・博物館の割引
- 県立の美術館・博物館の有料観覧券の半券提示で、観覧料が割引になります(観覧日から6ヶ月以内。葉山館の半券提示でも割引になります)。一部の展示を除き、65歳以上券、高校生券の割引適用はありません。その他の割引は各施設にお問い合わせください。 詳しくは神奈川県のウェブサイト(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。
•近代美術館 葉山
電話:046-875-2800
•近代美術館 鎌倉別館
電話:0467-22-5000
•金沢文庫
電話:045-701-9069
•歴史博物館
電話:045-201-0926
•生命の星・地球博物館
電話:0465-21-1515
- 近隣館との相互割引
- 下記の施設の観覧券半券(観覧日から6か月以内)・年間パスポート(有効期限内)をお持ちの方は、当館の観覧料に割引が適用されます(1枚につき1回限り有効。65歳以上券を除く)。また、当館の有料観覧券の半券(観覧日から6か月以内)を茅ヶ崎市美術館で提示いただくと観覧料に割引料金が適用されます。
•茅ヶ崎市美術館
電話:0467-88-1177
作品紹介
-
澤田哲郎 《シベリヤの密葬》
1948年 油彩、カンヴァス
神奈川県立近代美術館蔵 -
松本竣介 《立てる像》
1942年 油彩、カンヴァス
神奈川県立近代美術館蔵 -
野見山暁治 《ノルマンディの子供》
1955年 油彩、カンヴァス
神奈川県立近代美術館蔵 -
宮崎進 《すべてが沁みる大地》
1992年 蜜蝋、油彩、麻布、合板
神奈川県立近代美術館蔵 -
浜田知明 《忘れえぬ顔A》
2008年 インク、鉛筆、紙
神奈川県立近代美術館蔵 -
田中岑 《丘原》
1956年 油彩、カンヴァス
神奈川県立近代美術館蔵
