休館日
月曜日(ただし5月4日は開館)
4月30日(木曜)、5月7日(木曜)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 250円(団体150円)
20歳未満・学生 150円(団体100円)
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 65歳以上の方、高校生以下の方、障害者の方はすべて無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は4月5日、5月3日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館

片岡球子
《面構 狂言作者河竹黙阿弥・浮世絵師三代豊国》
1983年 紙本着彩 四曲一隻
この展覧会では、平成20年度に美術館のコレクションに加わった作品を中心に紹介します。
美術館の作品資料の収集活動は、購入と寄贈を軸にして、寄託なども受けながら進められています。なかでも購入は、それぞれの美術館の性格を自らの手でつくっていくものとしてもっとも重要です。しかし、購入は最近の厳しい財政状況のなかで思うに任せず、受贈の重要性がますます高まっています。
長い歴史をもつ当館は、作家や収集家の理解と支援を得て、近現代に意義深い仕事を残してきた作家たちの作品を、美術の歴史を語るうえで大切なもの、当館の活動と関わりの深いものといったいくつかの方針をもって収集を続けています。そこには毎年、購入作品をはるかに上回る、数多くの寄贈作品が含まれております。
平成20年度には、当館で個展を開催した岡村桂三郎(1958- )、湯原和夫(1930- )、関合正明(1912-2004)、伊庭靖子(1967- )の展覧会出品作品を購入し、日本画界の巨匠片岡球子(1905-2008)の大作《面構 狂言作者河竹黙阿弥・浮世絵師三代豊国》を始めとする数多くの特色ある作品が寄贈されました。それらの作品が加わることによって、当館のコレクションはまた一段と豊かになり、美術館を訪れる人々に一層の楽しみをお届けできることと思います。
今回展示される作品をさらに見れば、片岡球子の遺贈は、《面構》のほかに2点の裸婦があり、勝呂忠、矢嶋美枝子、宮田重雄の洋画、浜田知明、高橋力雄、二見彰一、郭徳俊の版画、藤原吉志子のブロンズ彫刻を数えます。また購入では鷹山宇一の初期の木版画も含まれます。そしてハンス・アルプ、イサム・ノグチ、若林奮の彫刻が修復を終えて蘇った姿を見せるとともに、環境音楽の作家吉村弘の資料も特別展示いたします。
計約50点のこうした多彩な作品資料を通して、年毎に成長していくコレクションのありさまを楽しんでいただくことができればと思っております。
担当学芸員によるギャラリートーク
日時 | 4月25日(土曜) 「絵画をめぐって 宮田重雄から伊庭靖子まで」 5月16日(土曜) 「彫刻をめぐって イサム・ノグチと若林奮を中心に」 いずれも午後3時より1時間程度 |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 展示室 |
無料(ただし展覧会の観覧券が必要です