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休館日
月曜日(ただし4月30日は開館)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 250円(団体150円)
20歳未満と学生 150円(団体100円)
65歳以上と高校生 100円
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 鎌倉館の観覧券で当日に限り、無料でご観覧いただけます。
- 中学生以下の方、障害者の方は無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は5月6日、6月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。 - 無料開館日
5月18日(金曜) 「国際博物館の日」 :この日は神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館

《夜の絵》より 2005年
布、コラージュ、紙 神奈川県立近代美術館

《夜の絵》より 2005年
布、コラージュ、紙 神奈川県立近代美術館
![]() 型染布 2004年 綿 |
![]() 型染布 1982年 綿 |
![]() 型染布 1982年 綿 |

《雉女房》より 2005年 水彩、紙 神奈川県立近代美術館
今年90歳を迎える染色作家、柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)の新作を含む展覧会です。柚木は1922年、東京・田端に生まれました。祖父・玉邨は南画家、また父・久太は洋画家と芸術的な環境に育ち、東京大学で美学美術史を学びますが、第二次世界大戦が勃発し、学徒出陣しました。復員後、父祖の郷里である倉敷の大原美術館に勤めた柚木はそこで、柳宗悦らの提唱する「民藝」に出会い、芹沢銈介(せりざわ けいすけ)に師事するなかで染色の道を歩み出しました。しかし「民藝」を基点としながらも、柚木の世界には型にとらわれない、自由な精神の飛翔ともいうべきユーモラスな軽みが感じられるでしょう。長年の制作を経て到達した鮮やかな色彩と躍動する形の調和の世界――。
本展では型染布とあわせて、作家が精力的に取り組んできた本の仕事も紹介いたします。村山亜土(あど)(1925-2002)は画家・劇作家・演出家の村山知義と詩人・童話作家の籌子(かずこ)の長男として東京に生まれた児童劇作家です。柚木と村山亜土との「出会い」は、亜土の死後に始まります。 《トコとグーグーとキキ》(2004年) や《雉女房》(2005年)は、柚木が村山亜土の遺稿をもとに制作した絵本や水彩素描です。また、シリーズ《夜の絵》(2005年)では、小さな布のコラージュが言葉に触れ合うように施されています。光があとかたもなく消えてゆく夜への鎮魂が、「雨だれ」の響きとなって伝わってくるでしょう。
本展では型染布とあわせて、作家が精力的に取り組んできた本の仕事も紹介いたします。村山亜土(あど)(1925-2002)は画家・劇作家・演出家の村山知義と詩人・童話作家の籌子(かずこ)の長男として東京に生まれた児童劇作家です。柚木と村山亜土との「出会い」は、亜土の死後に始まります。 《トコとグーグーとキキ》(2004年) や《雉女房》(2005年)は、柚木が村山亜土の遺稿をもとに制作した絵本や水彩素描です。また、シリーズ《夜の絵》(2005年)では、小さな布のコラージュが言葉に触れ合うように施されています。光があとかたもなく消えてゆく夜への鎮魂が、「雨だれ」の響きとなって伝わってくるでしょう。
図録について
本展はインスタレーションとなるため、撮り下ろしの会場写真を収録した展覧会図録の販売開始は5月12日を予定しております。詳細は当館ホームページの「ニュース・イベント」でお知らせしますのでご確認ください。展覧会関連プログラム
柚木沙弥郎氏によるアーティスト・トーク
日時 | 5月12日(土曜)午後3時~4時 |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 |
担当学芸員によるギャラリートーク
日時 | 5月19日(土曜)、6月9日(土曜) 各午後2時~2時30分 |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 |