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休館日
月曜日(ただし1月11日、3月21日は開館)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般1,200円(団体1,100円)
20歳未満・学生1,050円(団体950円)
65歳以上600円
高校生100円
※団体料金は20名様以上から適用されます。
※中学生以下は無料。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳、愛の手帳の所持者は無料。また原則として手帳の所持者の介助者1名も無料となります。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上の介助者が必要な場合は事前にご相談ください。
その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は2月7日、3月6日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館、NHK横浜放送局、NHKプロモーション、
日本経済新聞社
後援
フィンランド大使館、フィンランドセンター
特別協力
フィンランド国立アテネウム美術館
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協賛
損保ジャパン日本興亜、大日本印刷
協力
フィンエアー、フィンエアーカーゴ
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券、高校生券を除く)の半券をご提示いただきますと、同展会期中に限り、下記の施設に優待料金でご入館いただけます。
神奈川県立近代美術館 鎌倉(電話:0467-22-5000)
※2016年1月31日(日曜)まで
葉山しおさい公園(電話:046-876-1140)
山口蓬春記念館(電話:046-875-6094)

《お針子(働く女性)》 1905年 油彩、カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館
Ateneum Art Museum, Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen

《自画像》 1895年 油彩、カンヴァス
西ニューラント郷土博物館
Provinicial Museum of Western Nyland, Ekenas, Finland,
Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen

《赤いリンゴ》 1915年 油彩、カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館蔵
Yrjo and Nanny Kaunisto Collection, Ateneum Art Museum,
Finnish National Gallery/Henri Tuomi

《サーカスの少女》 1916年 油彩、カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館蔵
Yrjo and Nanny Kaunisto Collection,Ateneum Art Museum,
Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen

《アイトクーネから来た少女Ⅱ》 1927年 油彩、カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館
Yrjo and Nanny Kaunisto Collection, Ateneum Art Museum,
Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen

《黒いリンゴのある静物》 1944年 油彩・カンヴァス
ディドリクセン美術館蔵
Didrichsen Art Museum, Helsinki PhotocRauno Traskelin

《正面を向いた自画像Ⅰ》 1945年 油彩、カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館蔵
Yrjo and Nanny Kaunisto Collection, Ateneum Art Museum,
Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen
展覧会概要
本展は、これまで日本でほとんど知られていなかった、フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベック(1862-1946)の創作の全貌を紹介するものです。
シャルフベックは3歳のときの事故で足が不自由になりました。11歳で絵の才能を見出され、1880年、18歳で奨学金を得て芸術の都パリに行き、最先端の美術に触れ、マネ、セザンヌ、ホイッスラーなどの影響を受けました。また、フランスのポン=タヴェンや、イギリスのセント・アイヴスなども訪れています。
フィンランドに戻り、1890年代にはヘルシンキの素描学校で教鞭を執るものの、病気療養のため1902年にヒュヴィンガーに転居します。ここでの15年間にシャルフベックの芸術は大きく展開し、彼女独自のモダンなスタイルが確立されていきます。
独立前後のフィンランドという激動のなか、過去と同時代の芸術を探求し、身近なもの、そして自分自身を深く見つめたシャルフベックの魂の軌跡ともいえる作品をご覧ください。
ヘレン・シャルフベック 略年譜
- 1862年7月10日
- へルシンキに生まれる。
- 1866年
- 事故で足が不自由になる。
- 1877~1879年
- ヘルシンキにあるアドルフ・フォン・ベッカーの学校で学ぶ。
- 1879年
- フィンランド芸術協会の展覧会に初めて参加する。
- 1880年
- 《雪の中の負傷兵》がフィンランド芸術協会のコレクションとなる。
奨学金を得てパリへ渡り、アカデミー・トレラとアカデミー・コラロッシで学ぶ。 - 1883年
- パリのサロンに初出品する。
- 1883~1894年
- フィンランド芸術協会の依頼により、ウィーン、サンクト・ぺテルブルク、フィレンツェで古典絵画を模写する。
- 1898~1902年
- 同協会の素描学校で人物画クラスを担当する。
- 1902年
- へルシンキ郊外のヒュヴィンカーに母親と転居する。
- 1913年
- 画商のヨースタ・ステンマンがシャルフベックから作品を購入し、生涯の支援者となる。
- 1917年
- 森林保護官で画家のエイナル・ロイターが、シャルフベックの最初の伝記を執筆、出版する。
ヘルシンキのステンマンのサロンで159作品による初個展が開催される。フィンランド独立宣言。 - 1925年
- 南フィンランド沿岸のリゾート地タンミサーリに転居する。
- 1946年1月23日
- ストックホルム近郊のサルトショーバーデンの療養ホテルにて83歳で他界する。
展覧会関連プログラム
*関連企画はすべて申込不要、無料
(ただし「ヘレン・シャルフベック」展の当日観覧券が必要です)
志村ふくみ 、シャルフベックを語る
*1月23日(土曜)の志村ふくみ氏のトークは、都合により中止となりました。
オープニング・トーク
展覧会初日に当館館長によるオープニング・トークを開催します。
講師:水沢 勉(当館館長)
日時:1月10日(日曜) 午後2時~3時
会場 :神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
ゲスト・トーク
本展監修者で東京藝術大学美術学部准教授の佐藤直樹氏をお招きしてゲスト・トークを開催します。
日時:2月6日(土曜) 午後2時~3時
講師:佐藤直樹(本展監修者/東京藝術大学美術学部准教授)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2月20日(土曜)、3月12日(土曜) 各回午後2時~2時30分
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
先生のための特別鑑賞の時間
第7回 鑑賞編(初めての方歓迎!)
展覧会の鑑賞と学芸員の解説が中心の内容です。授業で子どもたちの鑑賞の能力を引き出すために、まず先生自身がゆっくり鑑賞し、感じたことや思ったことを話し合い、鑑賞の視点をみつけてください。
日時 | 2016年1月23日(土曜) 午前10時~12時30分 |
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内容 | 「ヘレン・シャルフベック」展の鑑賞、担当学芸員による解説、鑑賞後の意見交換 |
対象 | 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・ 社会教育施設(公民館等)・教育委員会・学習支援を目的とする非営利団体などに所属し、教育活動に従事する方 |
申込方法 | 参加希望のイベント名(第7回先生のための特別鑑賞の時間)、氏名・所属(学校名など)、電話番号、FAX番号をご記入のうえ、FAXまたは、神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せフォーム」からお申し込みください。お申し込み確認後、美術館からご連絡いたします。 |
申込先 | 「第7回 先生のための特別鑑賞の時間」係 FAX:046-875-2968 ※FAXの誤送信にご注意ください。 「近代美術館への問合せ」フォーム |
申込締切 | 2016年1月20日(水曜) |
※参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。詳しい内容についてはお問い合わせください。
「先生のための特別鑑賞の時間」申込みチラシ(PDF/458KB)