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休館日
月曜日(ただし9月21日、10月12日は開館)
9月24日(木曜)、10月13日(火曜)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 700円(団体600円)
20歳未満・学生 550円(団体450円)
65歳以上:350円
高校生:100円
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 中学生以下、障害者の方は無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は9月6日、10月4日、11月1日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券をのぞく)をご提示いただきますと、同展会期中に限り、葉山館の展覧会に優待料金でご入場いただけます。

大津絵《鬼の念仏》
江戸時代
墨、顔料、紙

ジュリアーノ・ヴァンジ 《人間と環境》 1971年
水彩、紙

オーギュスト・ロダン 《ウゴリーノ》
制作年不詳
水彩、紙

麻生三郎 《数寄屋橋 運河》 1956 年
インク、紙
このたび神奈川県立近代美術館 鎌倉では、「麻生三郎とそのコレクション」展を開催いたします。戦前・戦後を通じて、美術界を牽引した重要な画家のひとり、麻生三郎(1913-2000)は、自身が共感を寄せる他の画家の作品を収集するコレクターでもありました。
戦後フランスを代表する彫刻家セザール(1921-1998)の表現主義的な昆虫や人間のブロンズ像。リトアニア出身で20世紀アメリカの社会問題を人間味あふれるまなざしで、厳しくも詩情豊かにとらえたベン・シャーン(1898-1969)のテンペラ画や水彩画、そして版画連作の代表作「マルテの手記」。彫刻家オーギュスト・ロダン(1840-1917)の、代表作《地獄の門》に関連するモチーフを取り上げた、繊細かつ大胆な水彩画《ウゴリーノ》や、20世紀のドイツを代表する画家のひとりオットー・ディックス(1891-1969)の現実を直視する緊張感あふれる版画。閉塞した社会に生きる人間の本質を追究してきた彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ(1931- )の水彩画。人間の実存を細長い人体像で多様なヴァリエーションとして表現したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)のドローイングや版画、あるいは日本で生まれた最も優れた民画のひとつである江戸時代に制作された大津絵など、それらのコレクションは多種多様でありながらも、どこか麻生三郎の作品と通奏低音のように交感しあう造形要素を有しています。
本展では当館に寄贈された麻生三郎コレクション(53点)の全貌を紹介し、あわせて麻生三郎自身の作品(油彩6点、水彩デッサン9点、彫刻1点)を展示して、それらの共鳴し響きあう魂の在処を辿り、麻生三郎がどのような視点で同時代の美術を捉え、自身の作品を展開していったのかを探求します。
担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時 | 10月10日(土曜) 10月24日(土曜) 午後3時より1時間程度 |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |