休館日
月曜日(ただし5月4日は開館)
4月30日(木曜)、5月7日(木曜)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 700円(団体600円)
20歳未満・学生 550円(団体450円)
65歳以上 350円
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 高校生以下の方、障害者の方はすべて無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は4月5日、5月3日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券をのぞく)をご提示いただきますと、同展会期中に限り、葉山館の展覧会に優待料金でご入場いただけます。

オディロン・ルドン 『聖アントワーヌの誘惑(第1集)』 3
「…そして空から舞い降りた大きな鳥が彼女の髪の
てっぺんに襲いかかる…」
1888年 望月冨昉氏寄贈
当館には、実に2000点近いヨーロッパ版画が収蔵されています。そのなかから、版画にも数々の傑作を残した二人のフランス絵画の巨人、 マルク・シャガール(1887-1985)とオディロン・ルドン(1840-1916)を選び、そのシリーズ版画を約100点展示します。
独特の詩的空間を作品に残したシャガールについては、華やかな色彩世界を二つのシリーズで紹介します。懐かしさと愛愁の入り混じった、そして夢みるような不思議な世界が次々と繰り広げられる、『サーカス』シリーズ。十代半ばの少年ダフニスと少女クロエが、恋を知り、成長していく姿を、光の満ち溢れるギリシャの四季の移り変わりとともに、華麗に描き出す『ダフニスとクロエ』シリーズ。
シャガールの華やかな色彩世界に対して、ルドンの作品には、あらゆる色を含んだ深い黒の世界が展開されます。聖者アントワーヌが悪魔の様々な誘惑に打ち勝つまでの道程を描く『聖アントワーヌの誘惑(第1集)』には、あり得ないような奇妙な生き物、恐ろしい動物、愛欲、死のイメージなどが描き出されます。微妙な黒のニュアンスは、心の闇のなかから浮かび上がる、昼の光の中では窺い知れない、底知れぬ世界を見せてくれます。
版画という手の込んだ表現方法に託して、人生の光と闇と愛を描きだした二人の巨人の世界を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
会期中、一部作品の展示替えを行います。
前期:4月4日‐4月22日/後期:4月23日‐5月10日
【出品作品リスト(PDF 192KB)】
担当学芸員によるギャラリートーク
日時 | 2009年4月11日(土曜)、5月9日(土曜) 午後2時より |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 展示室 |