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休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 700円(団体600円)、20歳未満・学生 550円(団体450円)、
65歳以上 350円、高校生 100円
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 中学生以下、障害者の方は無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は2月5日、3月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は優待料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館、群馬県立館林美術館、読売新聞社、
美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
協力
多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科研究室
助成
芸術文化振興基金
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券をのぞく)をご提示いただきますと、同展会期中に限り、鎌倉館の展覧会に優待料金でご入場いただけます。

藤牧義夫《 朝(アドバルーン) 》1932年
木版
東京国立近代美術館蔵

藤牧義夫《 鉄の橋 》1933年
木版、手彩色
川口黎爾氏蔵

藤牧義夫《 つき 》(『新版画』第12号所収)1934年
木版、手彩色
神奈川県立近代美術館蔵

藤牧義夫《 赤陽 》1934年
木版、手彩色、一部コラージュ
東京国立近代美術館蔵

藤牧義夫ポートレート 1934年
ゼラチン・シルヴァー・プリント
館林市立資料館
藤牧義夫(1911-1935?)は、創作版画の分野で1930年代に活動した木版画家です。1911年に群馬県館林に生まれ、少年期から絵の才能を示し、16歳で上京して働きながら独学で木版画を学びました。1932年に小野忠重ら22名によって結成された新版画集団に参加して頭角をあらわしますが、1935年に行方が分からなくなります。
藤牧は、関東大震災後に復興した1930年代の東京の風景を、上野や浅草などの町並みを中心に、独特の彫りによる木版画で表現しました。また、近世の伝統を継承しつつ、現代的な感覚で隅田川などに取材する長大な白描絵巻を描いています。藤牧義夫は、ごく短い制作活動ゆえに幻の版画家として一度は埋もれかけましたが、1978年の展覧会により再び注目を浴びました。
本展は、藤牧の生誕100年を記念して、失踪前に残された版画・素描・資料約200点で構成し、白描絵巻の全貌を紹介する映像展示など画期的な試みを加えて展観するものです。
展覧会関連プログラム藤牧は、関東大震災後に復興した1930年代の東京の風景を、上野や浅草などの町並みを中心に、独特の彫りによる木版画で表現しました。また、近世の伝統を継承しつつ、現代的な感覚で隅田川などに取材する長大な白描絵巻を描いています。藤牧義夫は、ごく短い制作活動ゆえに幻の版画家として一度は埋もれかけましたが、1978年の展覧会により再び注目を浴びました。
本展は、藤牧の生誕100年を記念して、失踪前に残された版画・素描・資料約200点で構成し、白描絵巻の全貌を紹介する映像展示など画期的な試みを加えて展観するものです。
ゲスト・トーク 「溶明の人」
ゲスト | 柄澤齊氏(版画家) |
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日時 | 2月18日(土曜) 午後2時~午後3時半 |
会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |
記念対談「《白描絵巻》を中心に」
対談 | 加藤弘子氏(東京都現代美術館学芸員) 水沢勉(当館館長) |
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日時 | 2月25日(土曜) 午後2時~午後3時半 |
会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |
担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時 | 1月28日(土曜)、3月10 日(土曜) 各回午後2時より |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |
ワークショップ「どこまでもつづく景色―長い長い紙を使って」
内容 | 展覧会鑑賞とギャラリートークの後、鎌倉のまちを小さな絵巻に描きます。 |
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日時 | 2月5日(日曜) 午前10時~午後4時 |
会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |
対象 | 中学生から大人 |
※材料費(500円程度)が必要です。
※デジタルカメラを持参してください。
※要申込、定員15名(申込先着順)
※「氏名・年齢・住所・電話番号」を明記の上、FAXでお申込みください。
(FAX番号 0467-23-2464)
申込用紙付きチラシはこちら
先生のための特別鑑賞の時間
日時 | 2012 年1 月21 日(土曜) 午前10時~12時 |
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内容 | ガイダンス、自由鑑賞 、ギャラリートーク、質問、相談の時間 |
対象 | 小・中・高・特別支援学校の教員・職員 |
申込用紙は下記よりダウンロードいただけます。
「先生のための特別鑑賞の時間 」
藤牧義夫(1911-1935?)略歴
1911年1月 | 館林に生まれる。 |
1927年 | 上京し、日本橋浜町の染織図案家、佐々木倉太の門に入る。 |
1931年 | 第9回春陽会展に《ガード下のスパーク》を出品。
藤森静雄が藤牧の《朝霧》を優秀作として『きつつき』第3号に掲載。 日本版画協会第1回展覧会に《夜景(中之橋)》、《請地の夜》が入選。 |
1932年 | 新版画集団設立に参加。 『新版画』第1号発行。
第1回新版画集団展《朝(アドバルーン)》、《あをば》を出品。 |
1933年 | 《給油所》が第14回帝展に入選。
谷口春郷の銀座スタヂオに勤務。 |
1934年 | 第1回版画アンデパンダン展に出品。
「江戸と東京 名所風景版画」展に《赤陽》、《夜の淺草六區》、《鐵》を出品。
夏、銀座スタヂオを離れ、療養のため館林に帰郷。 秋、上京。田中智学が主宰する国柱会の精華会のメンバーとなる。 白描絵巻を制作。 |
1935年 | 神田 東京堂画廊で「藤牧義夫版畫個人展覽會」を開催。 『新版画』第17号「藤牧義夫特輯号」発行。 9月 失踪。 |
年譜(PDF) 群馬県立館林美術館ウェブサイト(外部サイト)
文献(PDF) 群馬県立館林美術館ウェブサイト(外部サイト)