休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 1000円(団体900円)
20歳未満・学生 850円(団体750円)
65歳以上 500円
高校生 100円
- 団体料金は20名様以上から適用されます。
- 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
- 「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は11月6日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、展覧会を優待料金(65歳以上を除く)でご観覧いただけます。
- 開館60周年記念 無料開館日 11月17日(木曜)
この日は神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館
東京新聞
特別協力
財団法人玉堂会
玉堂美術館
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券、高校生券をのぞく)の半券をご提示いただきますと、同展会期中に限り、下記の施設に優待料金でご入館いただけます。
神奈川県立近代美術館 鎌倉(電話:0467-22-5000)
葉山しおさい公園(電話:046-876-1140)
山口蓬春記念館(電話:046-875-6094)

《彩雨》 1940(昭和5)年
絹本・着色 軸装
東京国立近代美術館
![]() 《焚火》 |
![]() 《奔瀑遊猿》 |

《二日月》 1907(明治40)年
絹本・着色 軸装 東京国立近代美術館

《鵜飼》 1931(昭和6)年
絹本・着色 額装 東京藝術大学

《春光》 1948(昭和23)年
絹本・着色 軸装 個人蔵

《出船》(絶筆) 1957(昭和32)年
紙本・着色 軸装 個人蔵
本展は、近代日本画の大家である玉堂の仕事を振り返り、この画家が今の時代に残した風景像を探訪する大規模な回顧展となります。玉堂の生涯を《山水画の時代》《風景画の時代》《情景画の時代》の三期に分け、代表的な作品によって紹介します。
第一章 「山水画」の時代(~明治30年代)
まだ絵画の世界に風景という言葉がなかった時代、伝統的な画題や技法の枠を守りつつも、新時代にふさわしい自然の表わし方を求めて工夫を重ねていた玉堂の、中国絵画や従来の日本絵画の受容とその咀嚼を紹介します。玉堂のこの期の作品には、多くの形式化された枠組みの中で制作される「山水画」から、近代の「風景画」へと脱皮しようと格闘している跡が見られます。
第二章 「風景画」の時代(明治40年代~昭和前期)
明治後期、それまでの固定化された名所や、パターン化された風景ではなく、身近な名もない風景の中にも美を見出す、自然への視覚や意識の変化が文学作品をはじめとする各ジャンルで明らかになってきます。
絵画の分野において、それは「山水画」から「風景画」への転換の時期でした。こうした中で玉堂も近代的「風景画」の確立を目指していました。それが結実したのが1907(明治40)年の《二日月》です。ここでは、現実的な光・空間・色彩などの表現を獲得し、日本の風景画に新し い局面を切り開いた時期を辿ります。
第三章 「情景画」の時代(昭和後期)
大戦後の俳諧味を増してゆく風景表現の時代です。玉堂は幼少の頃から詩的な資質を持ってはいましたが、年齢とともによりその傾向を強めて、自らが暮らす奥多摩の四季の移り変わりを鋭敏な感受性を持って受け止め、自然とともにある生活を豊かな彩りを交えて描き出していきました。
会期中、展示替えがございます。
◆前期:10/22~11/6 ◇後期:11/8~11/23
詳しくは出品リストをご覧下さい。(下記よりダウンロードできます)
川合玉堂展 出品リスト
講演会「川合玉堂の風景画の展開」
講師 | 吉田俊英氏(豊田市美術館館長) |
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日時 | 11月6日(日曜) 午後2時~4時 |
会場 | 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂 |
担当学芸員によるギャラリートーク
日時 | 11月11日(金曜)、11月18日(金曜) 午後2時~3時 |
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先生のための特別鑑賞の時間
日時 | 11月19日(土曜) 午前10時~12時 |
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内容 | ガイダンス、自由鑑賞 、ギャラリートーク、質問、相談の時間 |
対象 | 小・中・高・特別支援学校の教員・職員 |
申込用紙は下記よりダウンロードいただけます。
「先生のための特別鑑賞の時間 」