生田流箏曲家 澤村祐司による箏の演奏会「冬から春の音風景 澤村祐司が触れる箏の世界」を開催(3月4日)
葉山館で開催中の展覧会「白寿記念 堀文子展」と、旅と季節をテーマにした当館のコレクション展「冬の旅、春の声」をよりお楽しみいただくために、冬から春への季節のうつろいをテーマに、生田流箏曲家の澤村祐司さんによる箏の演奏会「冬から春の音風景 澤村祐司が触れる箏の世界」を開催します。
澤村祐司さんは1981年東京生まれ、生田流箏・三絃を、宮城社 大師範 金津千重子に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科を経て、同大学院修士課程を修了しています。伝統的な古典曲などの演奏をはじめ、作曲や編曲にも取り組むほか、詩人や舞踊家など音楽以外の分野のアーティストとのコラボレーションも数多く、邦楽の枠に収まらない活動を展開しています。
今回のプログラムは、箏曲の創始者ともいわれる八橋検校による古典曲「みだれ」、島崎藤村の詩集『若菜集』「春」から「たれかおもはむ」の詩に澤村さんが作曲した曲を弾き語りしていただくほか、堀文子が文と絵を手がけた絵本『みち』をもとに、澤村さんが作曲した新作の演奏を予定しています。また演奏後はアフタートークとして、今回の演奏曲やこれまでの音楽活動についてなど、澤村さんに語っていただきます。
出演:澤村祐司(生田流箏曲家)//cocoronet.me/
日時:3月4日(日曜)午後3時―4時
演奏(約40分)
アフタートーク(約20分)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 第3展示室(コレクション展会場)
*申込不要、参加無料(ただし「白寿記念 堀文子展」、もしくはコレクション展「冬の旅、春の声」の当日観覧券が必要です)
<プログラム(予定)>
みだれ
曲:八橋検校
たれかおもはむ(島崎藤村『若菜集』「春」より)
詩:島崎藤村 曲:澤村祐司
みち(堀文子 絵と文『みち』[1972年初版、至光社]より)
詩:堀文子 曲:澤村祐司
*3月4日は「ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日)」、そして「会話を楽しむ日」です。小さなお子様連れの方もご遠慮なくご観覧ください。
*演奏会はお立見となります。お体の不自由な方、ご高齢の方、妊娠中や乳幼児をお連れの方のために優先席をご用意しておりますので、譲り合ってご利用ください。
*演奏会開催中(午後3時ー4時)は、「白寿記念 堀文子展」展示室内で上映中の映像を一時停止し、エントランスホールで上映いたします。またコレクション展「冬の旅、春の声」の一部作品が見づらくなりますことを、予めご了承ください。