パフォーマンス公演「身奏/休息」 振付・出演:島地保武(7月31日)

夏の葉山の美術館
ひとつの展覧会がおわり、次の展覧会がはじまるまでの間、
展示室はひとときだけからっぽに。
なにもない空間で、この夏なにかが起こります。
◆パフォーマンス公演 「身奏/休息」
2015年7月31日(金曜)
開演:19時(開場:18時30分) *当日は17時より入場整理券を配布します。
終演:19時40分
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室 *申込不要、入場無料
振付・出演:島地保武(ダンサー・振付家)
友情出演:アマンシオ・ゴンザレス(ザ・フォーサイス・カンパニー)
音楽:古川展生(チェリスト)
休息中の静まり返った美術館内に、2人のダンサーと1人のチェリストによる『生身で音を奏でるトリオ』が密やかに登場します。生身生音が互いに絡み合い、ぶつかり合い、離れ合い、掛け合いながら、不規則に予測不可能に館内を移動しながら即興で身奏していきます。展示物のない美術館では人が動くオブジェになり、人の動きと移動の軌跡がやがて作品になります。
このパフォーマンスでは、オーディエンス一人一人の立ち位置や話し声や足音や吐息までもパフォーマンスに大きく影響し、作品の一部と化していきます。そして、パフォーマーとオーディエンスの垣根を取り払った、相互のリアクションの連続が起こることでしょう。
島地 保武(しまじ やすたけ)|ダンサー・振付家
日本大学芸術学部演劇学科演技コースに入学。ダンスを加藤みや子に師事。2004年~06年Noism(新潟市)に所属し主なパートを踊る。06年ウィリアム・フォーサイス率いるザ・フォーサイス・カンパニー(ドイツ・フランクフルト)に入団。カンパニーの中心的メンバーとして活躍。その一方で自身の創作活動と日本でのワークショップを精力的に行っている。12年、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で『藪の中』を発表。13年に島地保武+酒井はなによるユニットAltneuアルトノイを結成、『詠う〜あなたが消えてしまう前に〜』を彩の国さいたま芸術劇場で発表。14年「NHKバレエの饗宴」にてアルトノイ×古川展生(チェロ)で『3月のトリオ』を発表。神奈川県立近代美術館 葉山にてソロパフォーマンス『He is turning into me』。15年Noism 2に『かさねのいろめ』を演出・振付。15年4月より第七次椿会に新メンバーとして参加。www.shimaji.jp
アマンシオ・ゴンザレス AMANCIO GONZALEZ|ダンサー
スペイン出身。イオン・ベイティアに師事した後、フランス・カンヌのロゼラ・ハイタワー国際バレエ・センターで学ぶ。イギリスのスコティッシュ・バレエ団、南アフリカの NAPAC ダンス・カンパニー、オランダのロッテルダム・ダンスグループやリフレックス・ダンス・カンパニー、スカビノ・バレエ団などでダンサーとして活躍する。1999年にドイツのフランクフルト・バレエ団に入団。2005年にドイツ・フランクフルトのザ・フォーサイス・カンパニーのメンバーになる。現在は世界的に名高いダンス・カンパニーや様々な学校に講師として招かれ、バレエとフォーサイスのインプロヴィゼーション・テクニックを融合させたワークショップを行うなど指導者としての評価も高い。
古川 展生(ふるかわ のぶお)|チェリスト
桐朋学園大学卒業。チェロを故・井上頼豊、秋津智承、林峰男らに師事。ハンガリー国立リスト音楽院に留学。1997年第27回マルクノイキルヘン国際コンクール(ドイツ)チェロ部門にてディプロマ賞受賞。98年帰国後、東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任、現在に至る。2003年第2回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。国内外の多数のオーケストラ、著名指揮者と共演を重ね、各地でソロリサイタル、室内楽の活動も精力的に展開。また、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行い、映画「おくりびと」のテーマ曲のソロ演奏を担当するなど、人気、実力ともに注目を集める。09年、藤原道山(尺八)、妹尾武(Pf.)とユニット「KOBUDO-古武道-」を結成。新たな音楽の創造を目指す演奏活動を展開。
Information
*お席に限りがありますので、混雑の場合は立ち見になります。
公演の詳細は公式ツイッター(@KanagawaMoMA)でもお知らせします。
*7月31日に限り、レストラン オランジュ・ブルーは19時まで(ラストオーダーは18時30分)、
駐車場(有料)は20時まで営業します。
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