PDFファイルをご覧になるためにはAdobeReaderが必要です。
休館日
月曜日(ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館)、
10月13日(火曜)[展示替休館]
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般1,000円(団体900円)
20歳未満・学生850円(団体750円)
65歳以上500円
高校生100円
※団体料金は20名様以上から適用されます。
※中学生以下、および障害者手帳をお持ちの方は無料です。
その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は9月6日、10月4日、11月1日、12月6日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。
※無料開館日:11月3日(火曜・祝日)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の展覧会を無料でご観覧いただけます。
主催
神奈川県立近代美術館、WAKABAYASHI STUDIO、読売新聞社、
美術館連絡協議会
協力
(株)カシマ、ケンジタキギャラリー、多摩美術大学若林奮研究会、
横田茂ギャラリー、日本通運
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、
日本テレビ放送網
助成
出品協力
独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館
優待のご案内
葉山館有料観覧券(65歳以上券、高校生券を除く)の半券をご提示いただきますと、同展会期中に限り、下記の施設に優待料金でご入館いただけます。
神奈川県立近代美術館 鎌倉(電話:0467-22-5000)
葉山しおさい公園(電話:046-876-1140)
山口蓬春記念館(電話:046-875-6094)

《飛葉と振動》 2003年/木、布、ジェッソ
/ WAKABAYASHI STUDIO蔵/photo©山本糾

《ハエの模型・飛び方》 1969年/木、鉄
/個人蔵(当館寄託)/photo©山本糾

《残り元素Ⅰ》 1965年/鉄/当館蔵

《[無題]》 1975年/木、インク、ラッカー /個人蔵
/photo©山本糾

《振動尺試作Ⅱ》 1976-77年/木、紙、銅、鉄
/東京国立近代美術館蔵

《緑の森の一角獣座 模型》 1996-97年/鉄、銅、木(檜)、
インク、グアッシュ/ WAKABAYASHI STUDIO蔵
/photo©山本糾

《[ドローイング 1999.03.29-018]》 1999年/鉛筆、色鉛筆、
水彩、紙/ WAKABAYASHI STUDIO蔵

《[ドローイング 1992.12.19-005]》1992年/鉛筆、紙
/ WAKABAYASHI STUDIO蔵

《多くの川を渡り 再び森の中へ》 (部分/18 点組) 1986年
/鉛筆、紙、カンヴァス/MIHO MUSEUM蔵
/photo©小池澄男

《自分の方へ向かう犬 Ⅰ》 1997年/木、油絵具
/ケンジタキギャラリー蔵/photo©怡土鉄夫
展覧会概要
若林奮(わかばやし いさむ 1936-2003)は戦後日本を代表する彫刻家です。町田(東京都)に生まれ育ち、1959年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業した若林が彫刻家として活動を始めたのは1960年代初めのことでした。鉄の塊をグラインダーで削ったり、面にして継ぎ合わせて生み出す形態は、その変幻自在なイメージによって、見る人に様々な想像を喚起させてきました。
1970年前後から国内の主たる野外彫刻展などで受賞を重ねた若林は、国外でも2度のヴェネツィア・ビエンナーレ(1980 年、86年)やドイツ、マンハイム市立美術館ほかでの個展(1997-98年)などで高い評価を得ていきますが、同時代の美術運動から距離を保ちつつ、常に独自の思索を続けた作家でした。
若林がその半世紀余の創作を通じて追求したこと、それはわたしたち人間と自然とがいかなる関係にあるかを問うことでした。鉄をはじめ、銅や鉛、木、石膏、硫黄などの様々な素材によって、自然の光、水、大気などの気象や、山や川などの地勢の変化、あるいは植物の生態、犬の呼吸、ハエの飛翔といったおよそ彫刻にしがたい対象を作品に取り込みながら、手のひらほどの小品から巨大なインスタレーションまで彫刻の可能性を追求していきました。
「自分が自然の一部であることを確実に知りたい」とする若林は、人間と自らを取り囲む外界との関係を把握する架空の物差しとして、1977年頃に「振動尺」という彫刻の概念を生み出します。彫刻を自然の生命の「振動」を感じ取るための手がかりとする発想は、やがて1980年代から晩年に続く一連の「庭」の制作へと展開します。
「飛葉と振動」は若林が最晩年の彫刻に名づけた言葉です。木の葉が飛来し、光や大気と共に自らも振動する場。そこは、自然と人間との共生を求め、思索し続けてきた作家がたどり着いた空間であり、庭を想起させます。
神奈川県立近代美術館では1973年、1997年に続く3回目の個展となります。作家没後に開催される本展は、これまで充分に紹介されてこなかった若林の庭をめぐる制作に光をあてるものです。《軽井沢・高輪美術館の庭》(1982-85年)、《神慈秀明会
出品作品一覧(PDF/422KB)
各館の特別出品作品一覧(PDF/383KB)
「わくわくゆったりバッグ」プレゼント!
夏休みにご来館の18歳以下の方に、美術館をもっと楽しむためのツールや、 レストランやショップの割引クーポンなどがセットになった「わくわくゆったりバッグ」を差し上げます。 ※なくなり次第終了します。
引換期間 | 7月18日(土曜)~7月20日(月曜・祝日) 8月15日(土曜)~8月30日(日曜) [7月20日をのぞく月曜休館] |
---|---|
引換場所 | 葉山館 |
対象 | 18歳以下の方 |
展覧会関連プログラム
⇒ 館長トーク [8月22日(土曜)、10月10日(土曜)、11月23日(月曜・祝日)]
⇒ パフォーマンス[9月12日(土曜)]
⇒ クロス・トーク[9月19日(土曜)、10月12日(月曜・祝日)、12月23日(水曜・祝日)]
⇒ アーティスト・トーク[9月27日(日曜)]
⇒ 若林奮作品見学ツアー[10月18日(日曜)]
⇒ 記念対談[11月7日(土曜)]
⇒ 学芸員によるギャラリー・トーク[12月5日(土曜)、12月19日(土曜)]
1)記念講演会「ある日の若林奮」
講師 :酒井忠康(世田谷美術館館長)
日時 : 8月15日(土曜) 午後1時30分~3時
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 : 70 名(当日先着順)
2)記念対談「ラスコーと武蔵野の庭」
講師 :吉増剛造(詩人)×関口涼子(著述家・翻訳家)
日時 : 11月7日(土曜) 午後2時~3時30分
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 : 70名(当日先着順)
3)アーティスト・トーク「若林奮と私」
講師 : 加納光於(美術家)
日時 : 9月27日(日曜) 午後2時~3時
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
4)パフォーマンス「身奏/始点」
出演 : altneu アルトノイ(島地保武+酒井はな)
www.altneu.jp(外部サイト)へ
音楽 : 蓮沼執太(音楽家)
www.shutahasunuma.com(外部サイト)へ
日時 : 9月12日(土曜) 午後3時~3時30分
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 中庭
*公演は中庭での立ち見となります。
*荒天の場合、開催情報を当館ツイッターとホームページの「ニュース・イベント」でお知らせします。
*アルトノイは鎌倉館で9月5日(土曜)にパフォーマンス「身奏/記憶」を上演します。
5)館長トーク
話し手: 水沢勉(当館館長)
日時 : 8月22日(土曜)
10月10日(土曜) ゲスト:淀井彩子(画家)
11月23日(月曜・祝日)
各回午後2時~3時
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
6)クロス・トーク ゲスト×館長
日時 : 9月19 日(土曜) ゲスト: 鍵岡正謹(岡山県立美術館顧問)
10月12日(月曜・祝日) ゲスト: 小泉俊己(多摩美術大学教授)
12月23日(水曜・祝日) ゲスト: 山口啓介(美術家)
各回午後2時~3時
会場 : 神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
7)学芸員によるギャラリー・トーク
12月5日(土曜)、12月19日(土曜) 各回午後2時~2時30分
8)若林奮作品見学ツアー
若林奮の屋外設置作品である《地表面の耐久性について》1975年
/2015年8月設置(葉山館)と、《Valleys》1989年/ 2006年設置(横須賀美術館)を中心に、各館の展覧会を解説付きで見学するツアーです。(協力: 横須賀美術館)
案内人:原田光(岩手県立美術館館長)、水沢勉(当館館長)
日時:10月18日(日曜)
午前10時~11時30分 神奈川県立近代美術館 葉山 見学
各自昼食・移動
午後2時~4時 横須賀美術館 見学
定員:20名(申込先着順)
要申込、無料(ただし「若林奮」展〈葉山館〉、「所蔵品」展
〈横須賀美術館〉それぞれの当日観覧券が必要です)
*参加希望のイベント名、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを明記の上、当館ホームページの「近代美術館への問い合わせ」フォームからお申し込みください。
*関連企画への参加はすべて無料ですが、(3)、(5)、(6)、(7) については「若林奮」展の当日観覧券、(8)は「若林奮」展と横須賀美術館の当日観覧券が必要です。
*日程および講演者等は予告なく変更となる場合があります。
先生のための特別鑑賞の時間
第5回 鑑賞編(初めての方歓迎!)
展覧会の鑑賞と学芸員の解説が中心の内容です。授業で子どもたちの鑑賞の能力を引き出すために、まず先生自身がゆっくり鑑賞し、感じたことや思ったことを話し合い、鑑賞の視点をみつけてください。
日時 | 8月22日(土曜) 午前9時30分~12時30分 |
---|---|
内容 | 「若林奮 飛葉と振動」展の鑑賞、担当学芸員による解説、鑑賞後の意見交換、「Museum Box 宝箱」の実習 |
対象 | 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・ 社会教育施設(公民館等)・教育委員会・学習支援を目的と する非営利団体などに所属し、教育活動に従事する方 |
申込方法 | 参加希望のイベント名(第○回先生のための特別鑑賞の時間)、氏名・所属(学校名など)、電話番号、FAX番号をご記入のうえ、FAXまたは、神奈川県サイト内の「近代美術館への問合せフォーム」からお申し込みください。お申し込み確認後、美術館からご連絡いたします。 |
申込先 | 「第5回 先生のための特別鑑賞の時間」係 FAX :046-875-2968 ※FAXの誤送信にご注意ください。 「近代美術館への問合せ」フォーム |
申込締切 | 8月19日(水曜) |
※参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。
詳しい内容についてはお問い合わせください。
「先生のための特別鑑賞の時間」申込みチラシ(PDF/458KB)
◆本展覧会は下記の会場を巡回します。
府中市美術館:2016年1月9日(土曜)~2月28日(日曜)
うらわ美術館:2016年4月23日(土曜)~6月19日(日曜)