神奈川県立近代美術館 鎌倉
版画集『Translatio』 1974年 作家蔵
《夜の二つの本》1992年 個人蔵
《風》1992年 彩鳳堂画廊
《肖像VII
シャルル・ボードレール(ヴァリアント)》
1983年 作家蔵
《怪魚圖》1990 / 97年 彩鳳堂画廊
『死と変容』第II集
洪水-3 月蝕 1989 - 90年
栃木県立美術館
  柄澤 齊(からさわ ひとし)氏の初めての本格的な回顧展を、長期間にわたって暮らしたことのある鎌倉の神奈川県立近代美術館で開催いたします。
  柄澤 齊(1950年− )は、木版画のなかでも、とりわけその細密な表現によって、特異な地位を占めている木口木版画のすぐれたつくり手として、すでに広く高い評価を得ています。一度でも、その文学性溢れる、香気に満たされた世界を手にする歓びを知った者には、戦慄すべき画像が記憶に深く刻まれるに違いありません。
  今回の展覧会では、1971年以来、現在に至るまで途切れることなく制作されてきた木口木版画の広がりと多様性を、約110点を厳選して紹介すると同時に、コラージュ、モノタイプ、オブジェ、水彩・素描、墨の作品、装丁・装画・挿絵など、版画制作と不即不離のかたちで制作されてきたおびただしい作品群、さらに愛用の平圧式印刷機アルビオン・プレスなどの資料をも加えて、総計210点余の作品・資料によって構成し、小説の執筆など文章家としての側面も含め、その全貌を展示いたします。18世紀末にイギリスに生まれた木口木版が、極東の日本にたどりつき、すぐれた才能と出会い、開花させた、めくるめくイメージの輪舞、その果てしない迷宮めいた世界を存分にお楽しみいただけることでしょう。
  また、木口木版画という、やや馴染みの薄い版画の世界に少しでも親しんでいただけるように、公開制作など多くの関連企画が用意されています。ふるってご参加ください。
  なお、前期[2006年10月28日−11月26日]、後期[11月28日−12月24日]に分けて、大幅な展示替えを行ないます。詳細については、10月28日の開館後にお問い合わせください。

 
イメージの迷宮に棲む 柄澤齊展
関連プログラム
アーティストトーク
11月3日[金曜]午後3時から 鎌倉館にて
12月3日[日曜]午後3時から 鎌倉別館「ヨーロッパ版画との出会い」
展覧会場にて
※ ブリューゲルなど当館所蔵の名作版画を柄澤氏の案内で鑑賞します。
 
作家による公開制作と鑑賞ワークショップ(要申込)
「版」の謎解き〜版画の奥深さに触れてみましょう〜
日時 11月23日[木曜] 午前10時30分から午後3時
会場 鎌倉館、展示会場および会議室
対象 小学5年生以上〜大人
(できるだけ2名以上のグループでお申込みください。)
料金 18名
定員 無料(ただし「柄澤齊展」の観覧券が必要です。
高校生以下と障害者の方は無料です。)
持ち物 昼食をご持参下さい
申込先 お名前、年齢、住所、電話・ファクス番号を明記の上ファクスでお申込み下さい。
ファクス: 0467-23 -2464 神奈川県立近代美術館
〈「版」の謎解き〉係
 
作家による公開制作
11月11日[土曜]、12日[日曜]、18日[土曜]、19日[日曜]
各日とも午後3時から 鎌倉館にて
 
学芸員によるギャラリートーク
10月11日[火曜]、11月14日[火曜]、11月28日[火曜]、12月12日[火曜]
各日とも午後3時から 鎌倉館にて
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