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開催中・これからの展覧会

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葉山館 [ 企画展 ] 2024年2月10日 – 2024年4月7日

芥川龍之介と美の世界二人の先達—夏目漱石、菅 虎雄

今も幅広い世代に愛される小説家・芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ/1892–1927)。芥川は作品や書簡等においてしばしば美術に言及し、その文学と美術への関心の高さは、彼が師と仰いだ夏目漱石(なつめ・そうせき/1867–1916)と共通しています。一方、菅虎雄(すが・とらお/1864–1943)は、芥川の一高時代のドイツ語の教師であるとともに、漱石を禅に導いた人物でした。本展では、芥川を中心とする漱石、菅の三人の交流関係に注目しながら、芥川の文学世界とその眼を通した美の世界を紹介します。
 
Image: 『芥川龍之介集』(1927年、新潮社)より[部分]
 
[巡回情報]2023年10月28日–2024年1月28日 久留米市美術館

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葉山館 [ コレクション展 ] 2024年2月10日 – 2024年4月7日

木茂(もくも)先生と負翼童子

自らを書痴と称し、愛書家にして愛煙家であった“木茂(もくも)先生”こと美術史家・青木茂(あおき・しげる/1932–2021)。幕末明治の洋画家・高橋由一研究の第一人者として長年にわたる研究を重ねた青木が蒐め、当館に譲られた蔵書「青木文庫」は1万冊に及びます。今後の美術史研究に大きな遺産となる「青木文庫」から明治期の貴重な資料を紹介するほか、青木の調査によって明らかとなった2019年度収蔵の高橋由一旧蔵作品《負翼童子図》(作者不詳)を修復後初公開します。
 
Image: 《負翼童子図》(部分)作者・制作年不詳 当館蔵

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鎌倉別館 [ 企画展 ] 2024年2月23日 – 2024年5月6日

小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ

現代美術作家と当館所蔵作家から二人を特集し、一つの視点で読む展覧会。絵画から映像、立体まで多様な展開をみせる小金沢健人(こがねざわ・たけひと/1974– )と、独特の手描き文字と線画による装幀・挿画の仕事が油彩画と並び愛されている佐野繁次郎(さの・しげじろう/1900–1987)の仕事を紹介します。線でイメージを描き出す「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか? イメージの連なりがもたらす動きの感覚とは? 美術家の手と眼が生む色・線・動きに着目し、平面表現の境界を探求します。
 
Image: 小金沢健人《ドローイング/シネマ(佐野繁次郎の素描に基づく変奏)》2023年 作家蔵

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