プログラムと刊行物
美術館たより『たいせつな風景』
1967年創刊の美術館ニュースを2003年に復刊。毎回テーマを立ててエッセイを中心に掲載し、所蔵作品の紹介もあわせた美術館の広報誌です。美術館にて無料配布しています。配布が終了したバックナンバーは美術図書室で閲覧できます。
下記のリンクから、一部をPDF版でご覧いただけます(随時更新)。
バックナンバー一覧
第33号 特集:触れる
あいさつ(水沢勉)/ 彫刻に手でふれてみるということ(岡野晃子)/ パウル・クレーとリリー夫人 見えるようになった透明さ 宗像久敬のサイン帳に残された《ガラスの動物》(ヴォルフガング・F・ケルステン/ 柿沼万里江訳)/ Paul und Lily Klee—Durchsichtiges sichtbar gamacht. Das »Glastier« im Gästebuch von Munakata Hisataka (Wolfgang F. Kersten) / 青先生、印を楽しむ(原田 光)/ 表紙作品解説 北川太郎《時空ピラミッド》(籾山昌夫)/ 編集雑記(編集子)(2024年3月発行)
第32号 特集:対話
あいさつ(水沢勉)/ ハイブリッドな対話の時代(小池一子)/ 「ひかりの記録係」宮沢賢治(ロジャー・パルバース)/「アレック・ソス Gathered Leaves」展 アーティスト・トーク抄録(アレック・ソス、聞き手・畠山直哉)/ 表紙作品解説 深沢幸雄《宮沢賢治『春と修羅』より未来圏からの影》(西澤晴美)/ 編集雑記(編集子)(2023年2月発行)
第31号 特集:工芸の可能性
あいさつ(水沢勉)/ つくるからみる工芸、つかうからみる工芸(皆川明)/ 工芸の可能性 (深澤直人)/ 二人の先生と、私のこと(吉田喜彦)/ 表紙作品解説 岩田藤七《鉢「長崎を偲ぶ」》(菊川亜騎)/ 編集雑記(編集子)(2022年3月発行)
第30号 特集:生命と芸術
あいさつ(水沢勉)/ 生命誌は表現を求めている—科学の立場から(中村桂子)/ アプロディーテー、または阿婆(アーポー)という名の蘭(やなぎみわ)/ I am Drawing(小金沢健人)/ 演劇と移動(佐藤信)/ 生と死のあわい(水野千依)/ 表紙作品解説 オディロン・ルドン『聖アントワーヌの誘惑』第三集より「革袋のように丸い海の動物」(朝木由香)/ 編集雑記(編集子)(2021年3月発行)
第29号 特集:生命と芸術
あいさつ(水沢勉)/ 若林奮の庭の方へ-あるいは、庭としての詩集(時里二郎)/ 写真と庭(山本糾)/ 窓と地図(沖潤子)/ 作品解説 柳原義達《犬の唄》(橋秀文)
(2021年3月発行)
第28号 特集:松本竣介
はじめに(水沢勉)/ 松本竣介と神奈川県立近代美術館(松本莞)/ 松本竣介 その魅力をさぐる(天童荒太)/ 松本竣介と写真(甲斐義明)/ 表紙作品解説《橋(東京駅裏)》(長門佐季)(2019年3月発行)
第27号 葉山開館15周年記念号:葉山—今ここ
葉山での十五年(水沢勉)/ たいせつな風景(田中泯)/ カマクラから来たミューズ-神奈川県立近代美術館に捧ぐ(建畠晢)/ 世界の美女襲来(谷川晃一)/ 表紙作品解説 ホセイン・ゴルバ《愛の泉》(高嶋雄一郎)(2018年10月発行)
第26号 特集:ダンス
一九一〇年代-ダンスの衝撃(武石みどり)/ 「木魂を彫る 砂澤ビッキ展」で踊って思う(能藤玲子)/ 光と風のなかに(酒井幸菜)/ 表紙作品解説 谷中安規《僕》『方寸版画 幻想集』1(橋秀文)/ 編集雑記(編集子) (2018年3月発行)
第25号 特集:音と風景
思い出すままに(高橋アキ)/ ぼくと在る風景(鈴木昭男)/ [想い出の展覧会]《着陸と着水》、平家池とつながった(原田光)/ 表紙作品解説 吉村弘《CLOUDS SCENE》(三本松倫代)(2018年1月発行)
第24号 特集:彫刻のある風景
イサム・ノグチの『こけし』に寄せて(岡崎和郎)/ 大切な風景(関口涼子)/ あかり-ちょうちんに造型するあかりの彫刻-〈再録〉(イサム・ノグチ)/ 表紙作品解説 イサム・ノグチ《こけし》(長門佐季)(2017年3月発行)
第23号 特集:ここから、これから
口絵 神奈川県立近代美術館 2016年/ Locus istre(この場所は)鎌倉からはじまった。そしてまた、はじめる(水沢勉)/ 鎌倉にあることと近代美術館であること(木下直之)/ 作品解説 田中岑《女の一生》/ 写真構成美術館を照らす/ 鎌倉館クロージング(2016年11月発行)
第22号 特集:かまくら
[メッセージ](寄稿者は掲載順に宮崎進、島田しづ、早川重章、北村脩一、村山治江、渡辺豊重、篠原有司男、辻惟男、岡本信治郎、加納光於、松本陽子、小杉武久、松本莞、池内紀、山本正道、淀井彩子、若江漢字、小川待子、ジョン・クラーク、池田良二、山口由里子、山根基世、中上清、鷲見和紀郎、内藤廣、麻生マユ、荻野アンナ、畠山直哉、西村盛雄、ジェニファー・ワイゼンフェルド、伊庭靖子)(2015年11月発行)
第21号 特集:はやま
葉山の家(朝吹真理子)/ 葉山、徒然なるままに(アブラハム・デイヴィッド・クリスチャン;水沢勉訳)/ 24時の海(内田あぐり)/ 私の庭 一色の磯(山口蓬春)/ 表紙作品解説 山口蓬春《パイナップルと洋梨》(橋秀文)(2015年10月発行)
第20号 特集:鎌倉別館の30年
おいたちが30年になりました。~鎌倉別館開館30周年にあたって~(水沢勉)/ 大髙正人と近美(野沢正光)/ 別館の彫刻-とりあえず小さな庭に(酒井忠康)/ シャガールと『寓話』(荻野アンナ)/ 情熱を耕す(ホセイン・ゴルバ)/ 鎌倉別館展覧会一覧(1984~2014年度)/ 鶴岡二十五坊と鎌倉別館の裏八幡西谷遺跡(籾山昌夫)(2015年3月発行)
第19号 特集:保存と修復
図版 松本竣介《子供二人》/ あいさつ(水沢勉)/ 素描・版画の修復(山領まり)/ 文化財建造物彩色の保存-どのように遺し後世に伝えるか-(山内章)/ 図版 アントニー・ゴームリー《インサイダーⅦ》/ 仕事の手休め(藤原徹)/ 石巻文化センター被災収蔵作品の修復(伊藤由美)/ 作家解説:芳賀仭(長門佐季)(2014年3月発行)
第18号 アントニー・ゴームリー 彫刻プロジェクト IN 葉山
TWO TIMES-ふたつの時間 ANTONY GORMLEY PROJECT IN HAYAMA 特別講演会「アントニー・ゴームリー On Time」講演再録/ 鎌倉とゴームリー(水沢勉)(2013年3月発行)
第16・17合併号 特集:展覧会
「小自叙傳」より(イサム・ノグチ)/ もう六〇年たちましたか-鎌倉近美(辻惟雄)/ 尽きることのない言葉たち-I.W.氏に(吉増剛造)/ 「モボ・モガ展」の思い出(ジェニファー・ワイゼンフェルド)/ 一つの映像をひもといて(岸田夏子)/ ゆりかご以前 墓場以後(中沢新一)/ 解説 坂倉準三設計《神奈川県立近代美術館 鎌倉館》(長門佐季)【ほか図版】(2011年10月発行)
第15号 特集:刻
図版 一原有徳《滴2》/ 「刻」(小池寿子)/ アフリカの都市で時を刻む(小山了)/ 三つの断章(山本正道)/ 表紙作品解説 一原有徳《滴2》(山梨俊夫)/ 図版 荘司福《刻》ゲオルグ・ベンツ《ペトラルカ『凱旋』より『時の凱旋』》小林敬生《蘇生の刻-バベル》 山本正道《ルノワールの庭 オリーブの樹》(2011年2月発行)
第14号 特集:旅
図版 浜田知明《フランドル伯城》/ 旅芸人になる(島田雅彦)/ 旅の記憶(寺田農) / 一度だけの旅(吉川陽一郎)/ 表紙作品解説:藤原吉志子《車庫から船出する王(G.G.マルケス『族長の秋』より)》(水沢勉)/ 図版 寺田政明《作品》, 吉川陽一郎《旅行案内-砂漠編》, 二見彰一《旅の日に》(2010年9月発行)
第13号 特集:笑
図版 岸田劉生《野童女》/ 笑いの共通性(養老孟司)/ 浮世絵の笑いのポーズと明治石版画の子どもの笑い(浅野秀剛)/ ライ・レ・ローズのアトリエ(野見山暁治)/ 表紙作品解説 深沢幸雄《黒いい土は笑う》(長門佐季)/ 図版 若林奮《労働の笑いⅡ》(2010年3月発行)
第12号 特集:静
図版 眞板雅文《静思空間》/ 追悼:眞板雅文(安齊重男)/ しず心なく(辻原登)/ 閑さや(長谷川櫂)/ 「Statics」(クリストフ・シャルル)/ 表紙作品解説:秀島由己男《shell》(奥野美香)/ 図版 荘司福《冬の音》(2009年9月発行)
第11号 特集:布
図版 中川一政《静物(ビン・白布)》/ 布に思うこと(志村ふくみ)/ 画布にまつわる話いろいろ(歌田眞介)/ 布と共に(皆川明)/ 布との出会い(早川重章)/ 図版 早川重章《放浪者》/ 表紙作品解説:吉原治良《帆柱》(水沢勉)/ 図版 吉原治良《作品》,《作品(黒地に白四角)》, 佐野繁次郎《赤い十字架》(2009年3月発行)
第10号 テーマ:家
図版 鳥海青児《僕の家(飯倉の家)》/ セザンヌの家:二枚の《首吊りの家》(林道郎)/ 図版 久保守《高原の室内(A)》/ 家の住所の記憶(千石英世)/ 図版 小野忠重《街角》 / 心に風景を持って生きる(小松義夫)/ 図版 浜田知明《悩ましい夜》/ 風子の家(柏木博)/ 図版 清宮質文《夕日と猫II》/ [想い出の展覧会]俗事ばかり(夏目十郎)/ 表紙作品解説 麻生三郎《国東 倉》(橋秀文)/ 図版 斎藤義重《浦安》(2008年9月発行)
第9号 テーマ:耳
図版 柄澤齊『死と変容』第1集 夜-3 日蝕/ トウネンの耳(梨木香歩)/ 図版 堀内正和《ウィンクするミミちゃん》/ 美術と医学の間の「耳」:私にとっての三木富雄作品(馬場駿吉)/ 耳を作る男(鷲見和紀郎)/ 図版 三木富雄《EAR No.3》/ 研究資料の整理(前田富士男)/ 表紙作品解説:浜田知明の「大きな耳」(籾山昌夫)/ 図版 浜田知明《情報過多人間》(2008年3月発行)
第8号 テーマ:雲
図版 谷中安規『幻想集』10《雲》/ 雲(五島高資)/ 雲の教え(松浦寿夫)/ 幻の雲(城戸朱理)/ 表紙作品解説 浜口陽三《雲》(長門佐季)/ 図版 勝呂忠《移行する雲》(2007年9月発行)
第7号 テーマ:土
図版 荘司福《到春賦》/ 土と没入(藤森照信)/ 冬の朝 霜柱と土(藤原俊六郎)/ 図版 古川龍生《庭上》/ 土にまみれる(小川待子)/ [思い出の展覧会]企画展を擔当して(足立朗)/ 表紙作品解説 鳥海青児《段々畠》(橋秀文)(2007年3月発行)
第6号 テーマ:木
図版 河野通勢《樹木(木のある風景)》/ 「生命の木」、あるいは西洋美術の源流(小佐野重利)/ 木と森(亀山統一)/ 神代杉を彫る(江口週)/ 図版 江口週《神代杉を彫る》(一)~(五)/ 画家・松本竣介の墓(副島三喜男)/ 表紙作品解説 マックス・クリンガー《手袋》のうち第三葉:願望(長門佐季)/ 図版 山口蓬春《『新人国記』挿図》(2006年9月発行)
第5号 テーマ:風
「柳屋」よりの風信(紅野敏郎)/ 風を聞く(宮内貴久)/ 風の化石(田淵安一)/ 想い出の展覧会(井関正昭)/ サン・セバスティアン再訪(酒井忠康)(2006年3月発行)
第4号 テーマ:水
池を眺める頼朝(永井路子)/ 水-価値基準の根底にあるもの(高木隆司)/ 水ありて、始まりは無意識の内に(眞板雅文)/ 「水」と「能面(のうのおもて)展」(青木茂)/ 作品解説 村井正誠《水辺の人々》(是枝開)(2005年12月発行)
第3号
ギリシア的抒情詩とイタリア紀行(新倉俊一)/ 「貝」(池田等)/ 華の国まで(柄澤齊)/ 開館当時の展覧会(柳生不二雄)/ 作品解説 三岸好太郎《海と射光》(長門佐季)(2005年3月発行)
第2号
未来の記憶(山梨俊夫)/ 佐伯祐三展今昔(大河内菊雄)/ 白い季節(保田春彦)/ 坂倉さんの死(原田光)/ Viva.シャンパン!(橋秀文)/ 鎌倉館点描(太田泰人)/ きょうのはやまにみみをすます-県と町・地域に根ざす活動(2004年10月発行)
第1号
発刊に際して(酒井忠康)/ 海について(池内紀)/ 大地の雌型より(西雅秋)/ 風景に生まれ、風景に帰っていく音のかたち ─ 追悼・吉村弘(水沢勉)/ きんいろの風が語ること(山梨俊夫)/ コレクションの形成と展望 ─ 松本竣介(橋秀文)/ 想い出の展覧会から(酒井忠康)/ この一年の活動記録(2004年3月発行)