当館では、1999年に「斎藤義重展」を開催したことから、2001年の作家の没後、2002年にご遺族より作家旧蔵資料の寄贈を受けることとなりました。そのうち、素描やマケットなどの一部の作品と資料については、2004年に葉山館で「斎藤義重文庫展」を開催し紹介しました。しかし、書簡、ノート、手帳、写真など未整理の資料も多数残されており、また、それらの公開と活用が課題となっていました。

2017年度に資料の再整理と画像の一部デジタル化を実現し、斎藤義重アーカイブとしてウェブサイトにて一部公開を実施します。今後、さらに整備を進め、国内外の美術館や研究者に利用可能なものとしていきます。

※文化庁「平成29年度我が国の現代美術の海外発信事業」として採択されました。