作品・資料詳細

天使とトビア

項 目 内 容
作家名 村井正誠
作家名(よみ) むらい まさなり
生没年 1905-1999
作品名 天使とトビア
制作年 1950/ 1951
材質・技法 油絵具、カンヴァス
寸法 115.9×89.7
No. MURMAS1ZZ0002
解説 《天使とトビア》は、戦後1950年に村井が自由美術を脱退して、山口薫、荒井龍男、植木茂らとモダンアート協会を結成した頃の作品で、その主題は人間とその人間が織り成すドラマとなった。トビアは、旧約聖書の外典に登場するユダヤの男子の名前で、大天使ラファエルに救われたというこの青年の物語は、西洋古典絵画でも繰り返し描かれてきた主題。そこに決まって登場する魚を、村井も画面中央に描き加えている。大胆な明るい色面の構成の上に、同様に大胆な黒い描線を重ねて躍動感を漲らせたこの作品は、新しい時代のための一種の人間賛歌ともいえるだろう。
分類 美術作品

[寸法の見方について]

洋画、日本画、写真の場合:寸法(縦・高さ)cm×寸法(横・幅)cm

彫刻、工芸の場合:寸法(縦・高さ)cm×寸法(横・幅)cm×寸法(厚み・奥行)cm

版画の場合(イメージ寸):寸法(縦・高さ)cm×寸法(横)cm