屋外作品
開館まもない1950年代から現代彫刻の展覧会に力を入れ、各地の彫刻ビエンナーレでの授賞作品を買上げてきた成果として、当館では3つの建物の内外にさまざまな彫刻が常設されてきました。また、旧鎌倉館で親しまれてきた彫刻と喫茶室の壁画は、2016年に葉山館に移設されました。敷地内でご覧いただける作品をご紹介します。
葉山館
2003年の開館以来、一部作品の入れ替えや追加を経て、2016年に旧鎌倉館から移設された9点が加わり、現在は彫刻20点が庭園に、壁画2点が建物内に常設されています。葉山館のイラストマップ「彫刻はどこにいるの?」(館内無料配布)と一緒に、一色海岸に臨んだ庭園を散策しながら野外彫刻をお楽しみください。
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イサム・ノグチ
《こけし》
1951年 -
木村賢太郎
《作品-55》
1961年 -
中島幹夫
《軌 09》
1966年 -
山口牧生
《棒状の石あるいはCosmic Nucleus》
1976年 -
清水九兵衛
《BELT》
1978年 -
空充秋
《揺藻(ゆれも)》
1985年 -
西雅秋
《イノセンス-火》
1991年 -
アントニー・ゴームリー
《Insider Ⅶ》
1998年 -
《石人》
1966年
(オリジナルは6世紀前半の扁平石人:岩戸山古墳出土、大分県日田市設置) -
柳原義達
《裸婦 座る》
1958年 -
富樫一
《ハーモニーⅡ》
1972年 -
若林奮
《地表面の耐久性について》
1975年 -
李禹煥
《項》
1985年 -
保田春彦
《地平の幕舎》
1993年 -
ホセイン・ゴルバ
《愛の泉》
1993-7年、2004年 鋳造
(写真は部分) -
眞板雅文
《天地の恵み》
2003年 -
西雅秋
《大地の雌型より》
2003-5年 -
鈴木昭男
《点音(おとだて)プレート・葉山(神奈川県立近代美術館 葉山)》(写真は3点組の1点)2012年 -
小田襄
《円柱の展開》
1983年 -
湯村光
《Stone Work – Stream》
1987年 -
田中岑
《女の一生》
1957年
※講堂前ホワイエに展示 -
長谷川路可
《名誉と繁栄と祝福の象徴》
1961年
※第3展示ロビーに展示(入場には観覧券が必要です)
鎌倉別館
1984年の開館以来、建物の入口正面に立つ柳原義達《犬の唄》(1983年)をはじめとする数多くの現代彫刻を屋外に展示して紹介してきた鎌倉別館。2017-2019年の改修による庭園の再整備に伴い、一部の彫刻の位置を変更しました。
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柳原義達
《犬の唄》
1983年 -
多田美波
《時空》
1980年 -
井上玲子
《カゲボウシ》
1988年 -
渡辺豊重
《SWING 86-01》
1986年 -
植松奎二
《浮くかたち―軸》
1994年 -
湯原和夫
《無題》
1982年 -
本郷新
《わだつみのこえ》
1950年 -
眞板雅文
《静思空間》
1994/2009年