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フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール Maître français de l’ukiyo-e Henri Rivière 会期は2009年9月5日(土曜)から10月12日(月曜祝日)まで 展覧会内容詳細はこちら

神奈川県立近代美術館 葉山

〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色 2208-1
電話:046-875-2800(代表)

交通案内
展覧会図録




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休館日

月曜日(ただし9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木曜)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般 1200円(団体1100円)
20歳未満・学生 1050円(団体950円)
65歳以上 600円
高校生 100円

  • 団体料金は20名様以上から適用されます。
  • 中学生以下の方、障害者の方はすべて無料です。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は9月6日、10月4日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館
東京新聞
NHKサービスセンター

学術協力

フランス国立図書館
オルセー美術館
県立ブルターニュ博物館

後援

在日フランス大使館

協力

日本航空
ポーラ美術振興財団


「秋の神奈川再発見キャンペーン」参加イベント

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「帽子を被ったリヴィエール」
撮影:アンドレ・ヌフラール 1922年

リトグラフ集「星との歩み」より《羊飼い》 
リトグラフ 1896年 個人蔵
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2009

「自然の様相」シリーズより《日没》 
リトグラフ 1898年 フランス国立図書館
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2009 
Photo Bibliothèque nationale de France

「エッフェル塔三十六景」シリーズより
《建築中のエッフェル塔、トロカデロからの眺め》 
リトグラフ 1902年 オルセー美術館 
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2009 
RMN(Musée d’Orsay)/René-Gabriel Ojéda/distributed by DNP artcom

富本憲吉《雲》 木版 1911年 個人蔵

 アンリ・リヴィエール(1864-1951)は、19世紀末のフランス美術界でブームになったジャポニスムに深い影響を受けた画家・版画家です。北斎や広重らの浮世絵に心酔したリヴィエールは、浮世絵の影響を受けつつ、フランスの自然や都市の光景を見つめ、木版やリトグラフを中心に、多くの作品を生み出しました。波、雲、雪や風など、自然の微妙な表情をとらえた画面は、私たち日本人にとっても懐かしく親しみのある世界をつくりあげています。
 これまで日本では、リヴィエールと言えば、北斎の「富嶽三十六景」にちなんで作られた「エッフェル塔三十六景」シリーズがよく紹介されてきましたが、それ以外の作品はあまり知られていません。実際、リヴィエールの作品の全貌は、本国フランスでもなかなか見ることができないでいたのです。2006年にリヴィエールの遺産を管理するヌフラール家が、フランス国家に多くのリヴィエールの作品と、リヴィエールが集めた日本の浮世絵版画などのコレクションを、遺産相続の物納という形で納めたことをきっかけに、その全貌を研究・公開することができるようになりました。そしてその浮世絵版画コレクションの研究に日本側が協力したことがきっかけで、この展覧会の企画が実現したのです。今回の展覧会は、リヴィエールの初めての本格的な回顧展です。

第一部 カフェ「シャ・ノワール」 初期作品と影絵劇  
  1881年、モンマルトルにできたカフェ「シャ・ノワール」は、当時のパリの若き芸術家や知識人のたまり場でした。画家を志していたリヴィエールは、18歳の時、週刊新聞『シャ・ノワール』の編集者になります。そこで自分の挿絵や記事を発表し、また多くの個性的な芸術家たちと知り合いました。
 このカフェ「シャ・ノワール」で上演された影絵劇の舞台監督と舞台美術を、リヴィエールが担当します。色ガラスに光をあてた多彩な背景色は夢幻劇ともいえる世界をつくり、大変評判を呼びました。影絵劇「星との歩み」で実際に使われた亜鉛版の人形、影絵劇を絵本のようにまとめたリトグラフ集、そして初期のエッチングを紹介します。

第二部 ブルターニュ 自然の風景
 リヴィエールは浮世絵を熱心に研究し、多色摺り木版画を制作しました。さらに、優れた摺師ウジェーヌ・ヴェルノーとの出会いによって、色彩の美しい大型リトグラフの制作へと幅を広げてゆきます。
 リヴィエールは、広重の「東海道五十三次」などに影響され、ほとんどを連作で制作しています。ブルターニュの自然を愛し、別荘を構えたリヴィエールは、海や波を浮世絵に習って描き分けた「海、波の研究」や、天候や時刻に従って変化する光を微妙な色彩で表現した「自然の様相」「時の魔術」などのシリーズを発表します。これらの作品には、穏やかな時間の流れと美しい色彩による透明な空気感があふれています。

第三部 世紀末パリ
  近代化する都市の風景 「エッフェル塔三十六景」シリーズは、北斎が「富嶽三十六景」で多様な富士山を描いて見せたように、建築途中のエッフェル塔をパリ市内のいろいろな視点から捉えたものです。また、リヴィエールは版画家であると同時に、写真家としての一面ももっており、エッフェル塔の建築現場、パリやブルターニュの風景などを撮影しました。今回はその写真も展示します。

第四部 リヴィエールと日本
 リヴィエールはパリで画商を営んでいた日本人、林忠正と親しい友人でした。林は当時のフランス人に日本美術の正しい姿を伝えようと努め、1900年のパリ万博で事務官長をつとめるなど、重要な役割を果たしました。林は日本に新築する家の壁画をリヴィエールに依頼し、リヴィエールは林のコレクションから多くの浮世絵を受け取っています。この壁画の下絵が今回出品されます。また、リヴィエールの浮世絵コレクションも紹介されます。

第五部 近代日本絵画とリヴィエール
 リヴィエールの作品が日本に紹介された最初は、1901年の第6回白馬会展だったようです。のちにデザイナーとなる杉浦非水は、この時もたらされた作品を見た感動を書き綴っています。また、富本憲吉は、ロンドンでリヴィエールの木版画を見たことがきっかけで木版画制作を始めました。直接の影響関係ではないものの、ほぼ同時代の日本の版画のなかに、リヴィエールと共通する表現を見つけることもできます。都市化にともなって募る自然への憧憬や、時間や季節の移り変わりを微妙な色彩の変化で表現する手腕についても、興味深い共通点が見られます。ここでは、ジャポニスムが引き起こした波紋の周辺で生み出された、日本の版画作品を紹介します。

 

講演会「パリの浮世絵師 アンリ・リヴィエール」
→申込みを締め切りました

講師 馬渕明子氏(日本女子大学教授)
日時 9月26日(土曜) 午後2時~4時
会場 神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員 先着70 名(要申込)、無料
申込
方法
住所、氏名、電話番号、ファクス番号をお書きの上
ファクスでお申込ください。
申込先 神奈川県立近代美術館 葉山 
ファクス 046-875-2968
申込
締切
9月19日(土曜)
※定員に達したため受付を締め切りました。

 

担当学芸員によるギャラリートーク

日時 2009年9月5日(土曜)、10月3日(土曜)
午後2時より
会場 神奈川県立近代美術館 葉山
予約不要、無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)

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