神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

木版に抒情を刻む  高橋力雄展 2008年1月4日から3月16日まで

《Flourish》 1966年 木版、紙
高橋力雄(1917-1998)は、戦後の国際化の中で、独自の抽象木版画の世界を切り拓いた作家です。高橋は日本画家・高橋虎雄(雅号・虎山)の長男として東京に生まれ、10代の頃から父と写真スタジオの経営に携わっていましたが、戦後恩地孝四郎に師事し、実験的な抽象版画の制作を本格的に始めます。画業の進展とともに、作家の活動は、1960年代からアメリカを中心として繰り広げられ、また日本国内でも個展を重ねてゆき、1970年代には国際的に注目されはじめます。それらの作品では、京都、庭園、四季といった日本の伝統的な情景をモチーフとしながら、刷りを重ねることで深みを増した色彩と、大胆に抽象化した形態によって、木版画の可能性が追求されています。
  昨年当館は、長女奥田西杜子氏の手元に残されていた遺品から、高橋が版画制作を始めた1940年代から晩年の1990年までの版画作品約500点の寄贈を受けました。本展では、そのうち作品約60余点を参考資料をまじえて展示し、高橋力雄の清新な抒情の世界を紹介します。
 
学芸員によるギャラリートーク
日時 2008年1月12日(土曜)午後2時から3時
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
参加費 無料
(展覧会の観覧券は別途購入願います)
参加方法 予約申込み不要
当日、2階展示室入口にお集まりください
 
 
休館日  月曜日(ただし1月14 日、2月11日は開館)
1月15日(火曜)、2月12日(火曜)
開館時間  午前9時30分~午後5時
(入館は4時30分まで)
観覧料 一般250円(団体150円)
20歳未満・学生150円(団体100円)

高校生以下の方、65歳以上の方、障害者の方は無料で入館できます。

団体料金は20名様以上から適用されます。
主催 神奈川県立近代美術館
《静物》 1950年 木版

神奈川県立近代美術館
プレスリリース 
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