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松谷武判展 会期は2010年2月6日(土曜)から3月28日(日曜)まで 展覧会内容詳細はこちら

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休館日

月曜日(ただし3月22日は開館)
2月12日(金曜)、 3月23日(火曜)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般 700円(団体600円)
20歳未満・学生 550円(団体450円)
65歳以上(350円)
高校生(100円)

  • 団体料金は20名様以上から適用されます。
  • 中学生以下、障害者の方は無料です。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は2月7日、3月7日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館

優待のご案内

鎌倉館の「松谷武判展」有料観覧券(65歳以上券をのぞく)をご提示いただきますと、同展会期中に限り、葉山館の展覧会に優待料金でご入場いただけます。

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《接点 2009》 2009年 
ビニル系接着剤によるレリーフ、鉛筆、 カンヴァス
作家蔵

《流動 88-C》 1988年 
ビニル系接着剤によるレリーフ、鉛筆、和紙、 カンヴァス、合板
芦屋市立美術博物館蔵

《球体》1994年 
ビニル系接着剤によるレリーフ、鉛筆、和紙、 カンヴァス 
作家蔵

《流れ 小西邸 大阪 2001》 2001年
水、 石、 墨、 ロール紙、 音(フィリップ・ジュバー) 
作家蔵

 1960年、松谷武判(まつたに・たけさだ)は戦後間もなく開発されたビニル系接着剤を使い、物質そのものが形作る有機的なフォルムを取り入れたレリーフ状の作品を発表しデビューしました。画面の上に膨らんだり垂れたりしている官能的な形と質感は、新しい絵画の可能性を示すものとして高く評価され、画家吉原治良が率いた前衛グループ「グタイ」(具体美術協会:1954年兵庫県芦屋で結成)のメンバーとして制作を始めます。29歳でフランス政府給費留学生として渡仏、その後パリのアトリエを拠点に、一貫して 黒と白の世界を描き、活発な発表を続けてきました。黒鉛の鈍く深い光に覆われたモノクロームの作品世界は、私たちの「生」そのものに訴え、緊張感や存在感を感じさせずにはおきません。
 今回の展示では新作約10点をはじめ、現在の作品につながる80年代後半以降のパリで制作された作品を紹介します。近年では、歴史的建造物の中でのインスタレーションや舞台美術とのコラボレーションなど表現の場を広げ、なお旺盛な制作活動をし ている松谷武判の作品世界を、本展を通してぜひ体感して下さい。


松谷武判さんのこと  安藤忠雄(建築家)
松谷とは、1960 年代半ば、共通の友人に紹介され知り合った。
飾り気なく、素朴な松谷はどこか労働者の風貌で、ごつい体格に関西人らしい温かさがあり、分厚い眼鏡の奥の目は優しい。
松谷よりやや後輩の私にとって、パリを拠点とし、ヨーロッパ各地や故国日本で作品を発表し、今なお前進を続ける松谷の存在は、励みである。
私はパリで、時間を見つけては彼のシンプルなアトリエを訪問し、時に気に入った彼の作品をコレクションするのも楽しみだ。
いつも変わらず、素朴に生きる松谷が、今日も鉛筆で指を黒く汚してそこで制作しているのを確かめては、一人納得する。“ここに素晴らしい人生がある” と。
〈本展カタログより抜粋〉

松谷武判 略歴
1937年 1 月1 日大阪市に生まれる。   
1954年 大阪市立工芸高校日本画科に入学。
2年後病気のため 中退。  
1960年 具体美術展に初出展。
1963年 具体美術協会会員に推挙される。
1966年 フランス政府留学生選抜第1 回毎日美術コンクールでグランプリ受賞し渡仏。
1967年 S.W. ヘイターの版画工房アトリエ17 に入門。
69 ~ 70 年助手を務める。
1970年 アトリエ17 を辞し、モンパルナスにシルクスクリーン版画工房をつくる。
2002年 現代美術の普及・振興に貢献したとして西宮市民文化賞を受賞。
現在 パリを拠点に活動を続ける。


松谷武判氏によるパフォーマンス

日時 2月6日(土曜) 午後2時30分より
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉
予約不要、無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)
 

松谷武判氏によるアーティストトーク

日時 2月7日(日曜) 午後2時より
同時上映 「MATSUTANI 1, 2」
(モントリオール国際芸術映画祭入選作品)
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉
予約不要、無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)
 

担当学芸員によるギャラリー・トーク

日時 3月6日(土曜) 
3月20日(土曜)
いずれも午後2時より
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉
予約不要、無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)

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