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辻晉堂展 会期は2011年1月29日(土曜)から3月27日(日曜)まで 展覧会内容詳細はこちら

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休館日

月曜日(3 月21 日(祝)は開館)、3 月22 日(火曜)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料

一般:800円(団体700円)
20歳未満・学生:650円(団体550円)
65歳以上:400円
高校生:100円

  • 団体料金は20名様以上から適用されます。
  • 中学生以下、障害者の方は無料です。
  • 「ファミリー・コミュニケーションの日」
    毎月第1日曜日(今回は2月6日と3月6日)は、18歳未満または高校生以下のお子様連れのご家族は優待料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。

主催

神奈川県立近代美術館
読売新聞社
美術館連絡協議会

協賛

ライオン
清水建設
大日本印刷

優待のご案内

葉山館有料観覧券(65歳以上券をのぞく)をご提示いただきますと、同展会期中に限り、鎌倉館の展覧会に優待料金でご入場いただけます。

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《出家》 1939 年 木
東京藝術大学蔵 [第Ⅰ章より]

《裸婦》 1951 年 白セメント
京都国立近代美術館蔵 [第Ⅱ章より]

《時計》 1956 年 陶彫
京都国立近代美術館蔵 [第Ⅱ章より]

《寒山》 1958 年 陶彫
鳥取県立博物館蔵 [第Ⅲ章より]

《寒拾(Kan-Jyu)》 1965 年 鉄
鳥取県立博物館蔵 [第Ⅳ章より]

《緑陰讀書》 1979 年 陶彫
信州高遠美術館蔵 [第Ⅴ章より]

常識を越えて。
 鳥取県日野郡二部村(現・西伯郡伯耆町)に生まれた辻晉堂(1910-1981)は、第二次世界大戦後、陶などによる斬新な彫刻作品を発表し、戦後の彫刻界に独自の位置を占めた芸術家です。辻は1931 年に上京して独立美術研究所で洋画を学び、その後、彫刻に転じて戦前・戦中は木彫を中心に日本美術院展に出品し、その迫真的な写実表現は平櫛田中などから高い評価を得て、1942 年には32 歳で最年少の日本美術院同人になりました。1949 年に京都市立美術専門学校(現・京都市立芸術大学)に赴任後は、抽象的な造形に向かい、1955 年頃からは抽象的な陶による彫刻作品(陶彫)に精力的に取り組みます。

自在の境地へ。
 陶芸の常識を超えた辻の技法と表現は、走泥社同人らを始めとする前衛陶芸家たちにも大きな影響を与えたと言われています。また、1958 年の第29 回ヴェネツィア・ビエンナーレで《寒山》などを発表し、国際的な評価を得ました。一方、得度した禅僧としての一面も持つ辻は、次第に「彫刻」という概念にとらわれない境地に進み、晩年は自ら「粘土細工」と呼んだ、ユーモアと自由が練り込まれた小品を数多く制作しました。およそ四半世紀ぶりの本格的な回顧展となる本展覧会では、初期の木彫から、独創的な陶彫作品を経て、晩年の小品に至る約110 点の作品により、求道的とも評される辻晉堂の創作の全体像を紹介します。

  尚、前期(1 月29 日-2 月27 日)と後期(2 月29 日-3 月27 日)で、一部作品の入れ換えがあります。

展覧会構成 

Ⅰ 「写す彫刻」から「表す彫刻」へ 1934-1950
戦中までの初期の写実的な木彫を中心に紹介します。
Ⅱ 素材との対話―抽象的表現へ 1950-1957
セメント彫刻から陶彫へ、また抽象化へと進む過程を紹介します。
Ⅲ 我流陶彫の深化
―ヴェネツィア・ビエンナーレ出品作品を中心に 1957-1960 1958 年の第29 回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品された7 点中、現在所在がわからない1 点を除く6 点を始め、陶彫の代表作を紹介します。
Ⅳ 壁のような彫刻と版画表現―相似的、相補的 1960-1970
説明的要素を排した平らな壁のような作品への新しい展開を紹介します。
Ⅴ 反彫刻的彫刻―晩年の問いかけ 1970-1981
それ以前の大型の陶彫作品とは対照的な、「彫刻解脱」ともいうべき、手びねりによるユーモラスな表現を紹介します。


「彫刻家 辻晉堂展」オープニング記念トーク 

三浦努氏(鳥取県立博物館学芸員)と水沢勉(当館副館長)による対談を展示室内で行います。
日時 1月29日(土曜) 午後2時より
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉
申込不要・参加無料 (ただし展覧会の観覧券が必要です)


担当学芸員によるギャラリー・トーク

日時 2月13日(日曜)
2月26日(土曜)     
3月5日(土曜)     
3月19日(土曜)
いずれも午後2時より
会場 神奈川県立近代美術館 鎌倉
申込不要・参加無料 (ただし展覧会の観覧券が必要です)


先生のための特別鑑賞の時間

日時 3月5日(土曜)
午後1時30分~3時30分
内容 ガイダンス、自由鑑賞 、ギャラリートーク、質問、相談の時間
対象 小・中・高・特別支援学校の教員・職員
※申込みが必要です 。  
申込用紙は下記よりダウンロードいただけます。

「先生のための特別鑑賞の時間 」  

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