展覧会

- 同時開催
- コレクション展 「生誕180年 オディロン・ルドン版画展」詳細を見る
企画概要
日本の近代化とともに変貌を遂げてきた「日本画」の世界。本展では、変化し続ける近現代の日本画の画題や技法に着目し、戦中・戦後をつなぐ表現の展開をたどりながら、「生命のリアリズム」というテーマで多彩な作家と作品を紹介します。
1章では、当館のコレクションを中心に、「人」と「自然」をキーワードに、画家たちの探求の軌跡を追います。写実と抽象、自然に託して描かれた画家の心象など、時代を反映した表現に焦点をあてます。2章では、近年再評価の進む画家として朝倉摂、荘司福、堀文子、柴田安子を取り上げ、戦中の女性や子どもたちから戦後の労働者などへの画題の広がり、西洋絵画の吸収について紹介し、その先進性を問い直します。3章では、現代の日本画を代表する一人として、葉山在住の画家・内田あぐりの作品を、新作も含め特集展示します。
日本画の変革者たちによる名品をご堪能ください。
展覧会の見どころ
1. 近・現代の日本画の変革者たちによる名品が集結
安田靫彦、福田豊四郎、片岡球子、小倉遊亀など、当館コレクションから厳選した作品と国内の美術館の名品あわせて約60点を展示します。
2. 当館でしか見られないテーマの展覧会
「生命のリアリズム」をテーマに、尾竹竹坡、丸木スマ、内田あぐりなど独自の道を歩んだ作家たちの個性あふれる作品を、画会や年代にこだわらず紹介。ここでしか見られない展覧会となっています。
開催概要
- 会場
- 葉山館 展示室2-4
- 会期
- 2020年10月10日(土曜)-12月20日(日曜)
前期:10月10日(土曜)-11月15日(日曜) 後期:11月17日(火曜)-12月20日(日曜)
- 休館日
- 月曜(11月23日は開館)
- 開館時間
- 午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般1,200円
20歳未満・学生1,050円
65歳以上600円
高校生100円
*中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者 原則1名)は無料です。*「生命のリアリズム 珠玉の日本画」展をご覧の方は、同展の観覧券で同日に限りコレクション展「生誕180年 オディロン・ルドン版画展」をご覧いただけます。*ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:11月1日、12月6日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたしますが、小さなお子様連れの方も遠慮なくご覧ください。*その他の割引につきましてはお問い合わせください。「割引・優待」のページをみる
- 主催
- 神奈川県立近代美術館
- 県立美術館・博物館の割引
- 県立の美術館・博物館の有料観覧券の半券提示で、観覧料が割引になります(観覧日から6ヶ月以内。葉山館の半券提示でも割引になります)。一部の展示を除き、65歳以上券、高校生券の割引適用はありません。その他の割引は各施設にお問い合わせください。 詳しくは神奈川県のウェブサイト(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。
•近代美術館 葉山
電話:046-875-2800
•近代美術館 鎌倉別館
電話:0467-22-5000
•金沢文庫
電話:045-701-9069
•歴史博物館
電話:045-201-0926
•生命の星・地球博物館
電話:0465-21-1515
- 近隣館との相互割引
- 1)下記の施設の当日観覧券(招待券を除く)・年間入館券(有効期限内)をお持ちの方は、葉山館の企画展観覧料に割引が適用されます(1枚につき1回限り有効。65歳以上券を除く)。また、葉山館の企画展の有料観覧券(65歳以上券、高校生券を除く)の半券提示で、会期中の同日に限り下記の施設に割引料金でご入館いただけます。【当館のコレクション展観覧券には適用されません。】
•葉山しおさい公園
電話:046-876-1140
•山口蓬春記念館
電話:046-875-6094
2)下記の施設の観覧券半券(観覧日から6か月以内)・年間パスポート(有効期限内)をお持ちの方は、当館の観覧料に割引が適用されます(1枚につき1回限り有効。65歳以上券を除く)。また、当館の有料観覧券の半券(観覧日から6か月以内)を茅ヶ崎市美術館で提示いただくと観覧料に割引料金が適用されます。【当館のコレクション展観覧券にも適用されます。】
•茅ヶ崎市美術館
電話:0467-88-1177
公式Twitter
こちらから本展の会場風景を動画でもご紹介しています。
企画展「生命のリアリズム 珠玉の日本画」関連企画
アーティストトーク 内田あぐり(日本画家)× 聞き手:西澤晴美(神奈川県立近代美術館学芸員)
神奈川県立近代美術館 葉山で2020年10月10日から12月20日まで開催の企画展「生命のリアリズム 珠玉の日本画」関連企画として、
特集展示の作家である内田あぐりと担当学芸員によるトークを収録。初期作品から新作、ドローイングまで、それぞれの創作の意図や技法について語ります。
下記リンク(外部サイト)よりご覧いただけます。
企画展「生命のリアリズム 珠玉の日本画」関連企画
ギャラリートーク 内田あぐり(日本画家)×西澤晴美(神奈川県立近代美術館学芸員)
神奈川県立近代美術館 葉山で2020年10月10日から12月20日まで開催の企画展「生命のリアリズム 珠玉の日本画」関連企画として、特集展示の作家である内田あぐりと担当学芸員によるトークを収録。次の5点の作品について語ります。
・麻田鷹司《嵓》1960年 神奈川県立近代美術館蔵
・山川秀峰《素踊り》1931年 神奈川県立近代美術館蔵
・尾竹竹坡 《月の潤い・太陽の熱・星の冷たさ》 1920年 宮城県美術館蔵
・牛田雞村《花火》1930年 神奈川県立近代美術館蔵
・川端龍子《自画像;草露行》1920年 横須賀美術館蔵
下記リンク(外部サイト)よりご覧いただけます。
出演:内田あぐり(日本画家)、西澤晴美(神奈川県立近代美術館学芸員)
収録:2020年11月9日 神奈川県立近代美術館 葉山
撮影・編集:内田亜里
企画・制作:内田あぐり 神奈川県立近代美術館
〈内田あぐり氏 関連情報〉
原爆の図丸木美術館で「内田あぐり VOICES いくつもの聲」を開催中です。(2021年1月24日まで)
原爆の図丸木美術館 公式サイトはこちら
作品紹介
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丸木スマ《簪(かんざし)》1955年
紙本着彩
原爆の図丸木美術館蔵 -
小茂田青樹《麦踏》1919年
絹本着彩
埼玉県立近代美術館蔵[後期展示] -
尾竹竹坡《月の潤い・太陽の熱・星の冷たさ》1920年
絹本着彩
宮城県美術館蔵 -
川端龍子《自画像;草露行》1920年
絹本着彩
横須賀美術館蔵 -
朝倉摂《歓び》1943年
紙本着彩
神奈川県立近代美術館蔵 -
堀文子《廃墟》1948年
紙本着彩
秋田県立近代美術館蔵[前期展示] -
福田豊四郎《山海図》1961年
紙本着彩
神奈川県立近代美術館蔵 -
荘司福《櫻》1981年
紙本着彩
神奈川県立近代美術館蔵 -
内田あぐり《残丘―あくがれ》2019年
岩絵具、墨、膠、楮紙、布、紙縒、雲肌麻紙
個人蔵 撮影:山本糾 -
片岡球子《幻想》1961年
紙本着彩
神奈川県立近代美術館蔵
関連イベント
すべて参加無料。
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館長トーク(講座形式)
日時 2020年11月3日(火曜・祝日)
午後2時から2時30分まで場所 会議室 定員 定員12名/事前申込制 -
担当学芸員によるトーク(講座形式)
日時 2020年11月22日(日曜)
午後2時から3時まで場所 会議室 定員 定員12名/事前申込制